MACHINE HEAD
MACHINE HEADの詳しいBiographyと全作品のディスコグラフィ。アルバムごとの個別ページも掲載するMETAL BOOSTのアーティストページ。
Biography
マシーン・ヘッド (MACHINE HEAD)
バイオグラフィー、ディスコグラフィー、音楽的変遷
1. オークランドからの轟音と現代メタルへの影響
1991年、アメリカ合衆国カリフォルニア州オークランド (Oakland, California) のベイエリア (Bay Area) にて結成されたマシーン・ヘッド (MACHINE HEAD)は、30年以上にわたるキャリアの中で、ヘヴィメタルというジャンルの定義を拡張し、破壊し、そして再構築してきた存在である。MACHINE HEADの音楽的旅路は、スラッシュ・メタル (Thrash Metal) の攻撃性を基盤としつつ、90年代中盤のグルーヴ・メタル (Groove Metal) の隆盛、ニュー・メタル (Nu-Metal) への実験的な接近、そして2000年代以降のプログレッシブかつ叙情的なヘヴィネスへの回帰という、劇的な変遷を辿ってきた。
2. バイオグラフィー (Biography)
2.1 黎明期:結成と 『Burn My Eyes』 の衝撃 (1991-1995)
2.1.1 結成の経緯と初期のデモ
マシーン・ヘッド (MACHINE HEAD)の歴史は、1991年10月12日、メタリカ (Metallica) のコンサート会場で幕を開けたとされる。当時、ベイエリア・スラッシュ・メタルの重要バンド、ヴァイオレンス (Vio-lence) のギタリストであったロブ・フリン (Robb Flynn)は、自身の音楽的ビジョンとバンドの方向性との乖離に苦悩していた。フリン (Flynn)は、よりヘヴィでグルーヴ重視の楽曲を模索していたが、ヴァイオレンス (Vio-lence) 側からの理解を得られず、結果として暴力的な抗争や不和を経て脱退を余儀なくされた。
フリン (Flynn)は、友人のベーシスト、アダム・デュース (Adam Duce) と共に新バンドを結成。バンド名はディープ・パープル (Deep Purple) の名盤『MACHINE HEAD』に由来すると広く信じられているが、フリン (Flynn) 自身はこれを否定しており、「単にかっこいい響きだったから」採用したと述べている。初期ラインナップには、ギタリストのローガン・メイダー (Logan Mader) とドラマーのトニー・コンスタンザ (Tony Costanza)が名を連ねた。
特筆すべきは、彼らがロードランナー・レコード (Roadrunner Records) との契約を勝ち取るきっかけとなったデモテープの制作背景である。このデモはわずか800ドル(約10万円前後)という低予算で制作された。録音場所は友人の寝室であり、ボーカルの歪んだエフェクトは、家の中にあったインターホン (Intercom)を通して録音するというDIY精神溢れる手法が用いられた。この荒々しくも生々しいサウンドが、当時のメタル・シーンに飢えていたリスナーと業界関係者の耳を捉えたのである。
2.1.2 デビューと成功、速度と軋轢
1993年、トニー・コンスタンザ (Tony Costanza) が脱退し、クリス・コントス (Chris Kontos)が加入。1994年にリリースされたデビュー・アルバム 『Burn My Eyes (バーン・マイ・アイズ)』は、メタル史に残るデビュー作となった。パンテラ (Pantera) の 『Vulgar Display of Power』 以降のグルーヴ・メタルの流れを汲みつつ、ベイエリア・スラッシュの疾走感とハードコア・パンク (Hardcore Punk) の怒りを融合させたこの作品は、当時としてはロードランナー・レコード (Roadrunner Records) 史上、最も売れたデビュー・アルバムの記録を樹立した。
特に収録曲「Davidian (デヴィディアン)」は、「Let freedom ring with a shotgun blast (ショットガンの爆音で自由の鐘を鳴らせ)」という歌詞と共に、バンドの象徴的なアンセムとなった。バンドはスレイヤー (Slayer) の欧州ツアーのサポートに抜擢され、ロンドン・アストリア (London Astoria) でのヘッドライン公演を成功させるなど、急速にスターダムを駆け上がった。しかし、成功の裏で過酷なツアー生活はメンバーの精神を蝕み、クリス・コントス (Chris Kontos) が脱退。1995年にデイヴ・マクレイン (Dave McClain) が加入し、以降23年間にわたりバンドの屋台骨を支えることとなる。
2.2 試練と変革: ニュー・メタルへの接近と論争(1996-2002)
2.2.1 『The More Things Change...』 とメンバーチェンジ
1997年リリースの2ndアルバム『The More Things Change... (ザ・モア・シングス・チェンジ...)』は、前作の路線を継承しつつ、より重く、ダークなサウンドを追求した作品であった。アルバム・タイトルは「物事は変われば変わるほど、結局は同じままだ (The more things change, the more they stay the same)」という格言に由来する。この時期、ギタリストのローガン・メイダー (Logan Mader) が薬物乱用や素行不良によりバンドを解雇され、後任としてアリュー・ラスター (Ahrue Luster)が加入した。
2.2.2 『The Burning Red』 における「セルアウト」論争
1999年、3rdアルバム 『The Burning Red (ザ・バーニング・レッド)』のリリースは、バンドのキャリアにおいて最も物議を醸す出来事となった。プロデューサーにコーン (Korn) やスリップノット (Slipknot) を手掛けたロス・ロビンソン (Ross Robinson)を迎え、当時爆発的な人気を誇っていたニュー・メタル (Nu-Metal) の要素を大胆に取り入れたのである。
ロブ・フリン (Robb Flynn) はラップ調のボーカルを導入し、ダウンチューニングされた跳ねるようなリフを多用した。さらに、シングル「From This Day (フロム・ディス・デイ)」のミュージックビデオでは、メンバーが当時のヒップホップ・ファッションを身にまとい登場したことで、従来のスラッシュ・メタル・ファンからは「流行に迎合した」「魂を売った (Sold out)」と激しいバッシングを受けた。
しかし、フリン (Flynn) はこの批判に対し、デビュー当時からヒップホップの影響は存在したと反論している。「『Burn My Eyes』 のツアー中もメソッド・マン (Method Man) のラップを取り入れていたし、アイス・T (Ice-T) のカバーもしていた。『Davidian』のビデオだって、ピットブル (Pitbulls) を連れてストリートを歩く、実質的なラップ・ビデオだったじゃないか」と語り、批判者の多くは実際にはアルバムを聴かずに批判しているか、気に入っていることを隠しているだけだと主張している。実際、このアルバムは商業的には成功し、新たなファン層を開拓した。
2.2.3 『Supercharger』 と9.11の悲劇
2001年の4thアルバム 『Supercharger (スーパーチャージャー)』は、バンドにとっての暗黒期を象徴する作品となった。音楽的焦点が定まらず、批評家からの評価は厳しかった。さらに不運なことに、シングル「Crashing Around You (クラッシング・アラウンド・ユー)」のミュージックビデオにはビルが崩壊する描写が含まれており、リリース直後に発生したアメリカ同時多発テロ事件 (September 11 attacks) の影響でMTV等のメディアで放送自粛となった。これによりプロモーションは停止し、バンドはロードランナー・レコード (Roadrunner Records) から契約解除の危機に瀕することとなった。
アリュー・ラスター (Ahrue Luster) が脱退し、フィル・デメル (Phil Demmel) が加入したのはこの混迷の時期である。
2.3 復活の狼煙: スラッシュへの回帰と黄金期(2003-2010)
2.3.1 『Through the Ashes of Empires』での再生
2003年、バンドは起死回生の5thアルバム 『Through the Ashes of Empires (スルー・ジ・アッシュズ・オブ・エンパイアーズ)』を制作した。当初、アメリカ国内でのレーベル契約が見つからず、ヨーロッパ先行発売という異例の形となったが、これが功を奏した。オープニング・トラック「Imperium (インペリウム)」の圧倒的なアグレッションとドラマティックな展開は、かつてのファンを呼び戻し、欧州メディアは「王の帰還」として絶賛した。この成功を受け、ロードランナー (Roadrunner) 米国支部が再契約を申し出るという逆転劇が起きた。
2.3.2 最高傑作『The Blackening』
2007年、6thアルバム 『The Blackening (ザ・ブラッケニング)』がリリースされると、マシーン・ヘッド (MACHINE HEAD) の評価は不動のものとなった。一部メディアやファンからは、メタリカ (Metallica) の『Master of Puppets (メタル・マスター)』にも比肩すると称されたこのアルバムは、10分を超える長尺曲「Clenching the Fists of Dissent (クレンチング・ザ・フィスツ・オブ・ディセント)」や、パンテラ (Pantera) のダイムバッグ・ダレル (Dimebag Darrell) を侮辱したジャーナリストへの怒りを叩きつけた「Aesthetics of Hate (エステティックス・オブ・ヘイト)」などを収録。
「A Farewell to Arms (ア・フェアウェル・トゥ・アームズ)」では、ヘミングウェイ (Hemingway) の小説タイトルを引用しつつ、戦争と平和主義 (Pacifism) という普遍的なテーマを扱った。この時期、バンドはメタリカ (Metallica) の 「Death Magnetic Tour」 やスリップノット (Slipknot) のツアーでメイン・サポートを務め、アリーナ級のバンドへと成長を遂げた。
2.4 安定、そして崩壊: 『Catharsis』 の衝撃 (2011-2018)
2.4.1 『Unto the Locust』と『Bloodstone & Diamonds』
2011年の『Unto the Locust (アントゥ・ザ・ローカスト)』では、合唱やストリングスを取り入れた実験的なアプローチを見せ、2014年の『Bloodstone & Diamonds (ブラッドストーン・アンド・ダイアモンズ)』ではニュークリア・ブラスト (Nuclear Blast) へ移籍。この間、創設メンバーのアダム・デュース (Adam Duce) が解雇され、ジャレッド・マクエイカーン (Jared MacEachern) が加入するという大きな変化があった。
2.4.2 『Catharsis』 とメンバー大量離脱
2018年の『Catharsis (カタルシス)』は、再びバンドを分裂の危機に陥れた。ニュー・メタル要素の再燃や簡潔な楽曲構造は、一部のファンやメンバー自身からも疑問視された。長年のメンバーであるフィル・デメル (Phil Demmel) とデイヴ・マクレイン (Dave McClain)は、バンドの方向性とロブ・フリン (Robb Flynn) との関係悪化を理由に脱退を表明。デメル (Demmel) は後に「バンドのダイナミクスが変化した」 「デイヴ (Dave) は私以上に限界を感じていた」と語り、この時期のバンド内環境が破綻していたことを示唆している。
2.5 再構築とコンセプト・アルバム (2019-2023)
残されたフリン (Flynn) とマクエイカーン (MacEachern)は、バンドの再建に着手した。デカピテイテッド (Decapitated) のギタリスト、ヴァツワフ・"ヴォッグ・キェルティカ (Wacław "Vogg" Kiełtyka) とドラマーのマット・アルストン (Matt Alston)を迎え入れ、新たなラインナップを構築。
2022年リリースの『ØF KINGDØM AND CRØWN (オブ・キングダム・アンド・クラウン)』は、日本のアニメ『進撃の巨人(Attack on Titan)』 にインスパイアされたコンセプト・アルバムとなった。近未来の荒廃した世界を舞台に、愛する者を殺されたアレス (Ares)と、母を失い過激化した加害者エロス (Eros) という2人のキャラクターの視点が交錯する物語を描き、音楽的にも『The Blackening』 期のプログレッシブなスラッシュ・メタルへと回帰し、高い評価を得た。
2.6 現在:『UNATØNED』 と未来への展望 (2024-2026)
2.6.1 新体制と『UNATØNED』
2024年、ヴォッグ (Vogg) が脱退し、元ハヴォック (Havok) のリース・アラン・スクラッグス (Reece Alan Scruggs) が正式加入。2025年4月25日には11枚目のスタジオ・アルバム『UNATØNED (アンアトーンド)』 がリリースされる。本作は、前作の長尺なコンセプトから一転し、より短く、直感的でアメリカンなフィーリングを持つ楽曲群で構成されている。
2.6.2 2025年の試練と2026年の「An Evening With」
アルバム・リリース直後の2025年夏、新加入のリース・スクラッグス (Reece Scruggs) が父親の肺がん闘病を支えるためツアーを離脱するという事態が発生した。この緊急事態に際、前任者のヴォッグ (Vogg) が一時的に復帰し、バンドの絆の深さを証明した。
そして2026年4月から5月にかけて、バンドは「AN EVENING WITH MACHINE HEAD 2026 (アン・イヴニング・ウィズ・マシーン・ヘッド 2026)」と題した欧州・英国ツアーを行う。これはサポート・バンド(前座)を一切置かず、マシーン・ヘッド (MACHINE HEAD) 単独で3時間に及ぶセットリストを演奏するという過酷かつ壮大なショウであり、「We strictly mean no support (前座は厳密に無し)」と強調されている。ロブ・フリン (Robb Flynn) はこの形式について、「観客との繋がり、共有される歌声こそがマシーン・ヘッドのショウの本質だ」と語っている。
3. ディスコグラフィー (Discography)
マシーン・ヘッド (MACHINE HEAD) のディスコグラフィーは、11枚のスタジオ・アルバムを中心に構成されている。ここでは各アルバムの詳細データ、主要収録曲、及び日本盤特有のボーナス・トラック等について詳述する。
3.1 スタジオ・アルバム一覧 (Studio Albums List)
| 発売年 | タイトル(英語/カタカナ) | レーベル | チャート最高位 (米/英/独) |
備考 |
|---|---|---|---|---|
| 1994 | Burn My Eyes バーン・マイ・アイズ |
Roadrunner | -/25/35 | デビュー作。ロードランナー史上最高のデビュー記録。 |
| 1997 | The More Things Change... ザ・モア・シングス・チェンジ... |
Roadrunner | 138/16/22 | ローガン・メイダー最後の参加作。 |
| 1999 | The Burning Red ザ・バーニング・レッド |
Roadrunner | 88/13/15 | ニュー・メタル路線。商業的成功と批判が混在。 |
| 2001 | Supercharger スーパーチャージャー |
Roadrunner | 115/34/25 | 9.11の影響で不遇な扱いを受けた作品。 |
| 2003 | Through the Ashes of Empires スルー・ジ・アッシュズ・オブ・エンパイアーズ |
Roadrunner | 88/-/24 | 欧州先行発売。フィル・デメル加入。復活作。 |
| 2007 | The Blackening ザ・ブラッケニング |
Roadrunner | 54/16/12 | キャリア最高傑作との呼び声高い名盤。 |
| 2011 | Unto the Locust アントゥ・ザ・ローカスト |
Roadrunner | 22/43/5 | 全米チャート初のトップ25入り。 |
| 2014 | Bloodstone & Diamonds ブラッドストーン・アンド・ダイアモンズ |
Nuclear Blast | 21/18/6 | ニュークリア・ブラスト移籍第一弾。 |
| 2018 | Catharsis カタルシス |
Nuclear Blast | 65/12/3 | 独で3位を記録するも、ラインナップ崩壊の契機に。 |
| 2022 | ØF KINGDØM AND CRØWN オブ・キングダム・アンド・クラウン |
Nuclear Blast | -/27/6 | 初のコンセプト・アルバム。 |
| 2025 | UNATØNED アンアトーンド |
Nuclear Blast | (未定) | 2025年4月25日リリース予定。 |
3.2 アルバム別詳細と日本盤ボーナス・トラック (Detailed Analysis & Bonus Tracks)
日本盤(Japanese Editions)には、欧米盤には収録されていないカバー曲やデモ音源が収録されることが多く、コレクターにとっても重要な意味を持つ。
UNATØNED (アンアトーンド) (2025)
- Release Date: 2025年4月25日
- Context: リース・スクラッグス (Reece Scruggs)初参加作品。前作の複雑さから脱却し、よりコンパクトで攻撃的な楽曲構成を目指した。
- Tracklist (Confirmed):
- LANDSCAPE OF THØRNS (ランドスケープ・オブ・ソーンズ)
- ATØMIC REVELATIONS (アトミック・レヴェレーションズ)
- UNBOUND (アンバウンド)
- ØUTSIDER (アウトサイダー)
- NØT LØNG FØR THIS WØRLD (ノット・ロング・フォー・ディス・ワールド)
- THESE SCARS WØN'T DEFINE US (ジーズ・スカーズ・ウォント・ディファイン・アス) - feat. In Flames, Lacuna Coil, Unearth
- DUSTMAKER (ダストメイカー)
- BØNESCRAPER (ボーンスクレイパー)
- ADDICTED TO PAIN (アディクテッド・トゥ・ペイン)
- BLEEDING ME DRY (ブリーディング・ミー・ドライ)
- SHARDS ØF SHATTERED DREAMS (シャーズ・オブ・シャッタード・ドリームス)
- SCØRN (スコーン)
- Japanese Edition: 帯付き仕様がリリースされており、内容については店舗情報を参照する必要があるが、通常はデモ音源等が追加される傾向にある。
ØF KINGDØM AND CRØWN (オブ・キングダム・アンド・クラウン) (2022)
- Concept: 『進撃の巨人』 にインスパイアされた、死と絶望が支配する未来世界での復讐劇。
- Japanese Bonus Tracks:
- 14. EXTERØCEPTION (エクステロセプション)
- 15. ARROWS IN WØRDS FRØM THE SKY (ACOUSTIC) (アローズ・イン・ワーズ・フロム・ザ・スカイ - アコースティック)
The Blackening (ザ・ブラッケニング) (2007)
- Analysis: スラッシュ・メタルのリフとプログレッシブな構成が融合。「Clenching the Fists of Dissent」は10分を超え、4つの楽曲を繋ぎ合わせたような構成美を持つ。
- Bonus Tracks (Selected Editions):
- Hallowed Be Thy Name (アイアン・メイデンのカバー)
- Battery (メタリカのカバー) - 『Master of Puppets』 トリビュート・アルバムからの収録。
The Burning Red (ザ・バーニング・レッド) (1999)
- Analysis: ニュー・メタル全盛期の音作り。ギターソロの排除、ラップの導入。
- Japanese Bonus Tracks:
- House of Suffering (ハウス・オブ・サファリング) - バッド・ブレインズ (Bad Brains) のカバー。
- Alcoholocaust (アルコホロコースト)
Burn My Eyes (バーン・マイ・アイズ) (1994)
- Analysis: グルーヴ・メタルの金字塔。
- Japanese Bonus Tracks:
- Alan's On Fire (アランズ・オン・ファイア) - ポイズン・アイディア (Poison Idea) のカバー。
3.3 ライブ・アルバム及びその他 (Live Albums & Others)
- Hellalive (ヘルアライヴ) (2003) - ロンドン、ブリクストン・アカデミー (Brixton Academy)公演。
- Machine Fucking Head Live (マシーン・ファッキング・ヘッド・ライヴ) (2012) - 『Unto the Locust』 ツアーの音源。
- Year of the Dragon (イヤー・オブ・ザ・ドラゴン) (2000) - 来日記念盤やツアー・ダイアリーとしてリリースされたEP。
4. メンバー変遷とプロフィール (Members Timeline & Profiles)
バンドの中心は常にロブ・フリン (Robb Flynn) であるが、そのサウンドは各時代のメンバーによって彩られてきた。
4.1 現在のメンバー (Current Lineup 2026)
- ロブ・フリン (Robb Flynn)
- 担当: ボーカル、ギター (1991-現在)
- 概要: バンドの絶対的リーダー。作詞作曲のほぼ全てを統括する。ヴァイオレンス (Vio-lence)出身。
- ジャレッド・マクエイカーン (Jared MacEachern)
- 担当: ベース、バック・ボーカル (2013-現在)
- 概要: サンクタティ (Sanctity) 出身。アダム・デュース (Adam Duce) の後任として加入し、安定した演奏と高い歌唱力でバンドのハーモニーを支える。
- マット・アルストン (Matt Alston)
- 担当: ドラムス (2019-現在)
- 概要: イギリス出身。デヴィルメント (Devilment) 等で活動。デイヴ・マクレイン (Dave McClain) の後任。
- リース・アラン・スクラッグス (Reece Alan Scruggs)
- 担当: リード・ギター (2024-現在)
- 概要: 元ハヴォック (Havok)。2022年からライブ・サポートを務め、ヴォッグ (Vogg) 脱退後に正式加入。『UNATØNED』のレコーディングに参加。
4.2 過去の主要メンバー (Notable Former Members)
- フィル・デメル (Phil Demmel) (Gt, 2003-2018): 『The Blackening』 期のツイン・リードを支えた重要人物。フリン (Flynn) との確執により脱退。現在はケリー・キング (Kerry King) のソロバンド等で活動。
- デイヴ・マクレイン (Dave McClain) (Dr, 1995-2018): バンドのリズムを長年支えた功労者。『Catharsis』 制作時の不満が脱退の要因となった。
- アダム・デュース (Adam Duce) (Ba, 1991-2013): 創設メンバー。初期のコーラス・ワークに貢献したが、フリン (Flynn) との関係悪化により解雇。
- ヴァツワフ・"ヴォッグ"・キェルティカ (Waclaw "Vogg" Kieltyka) (Gt, 2019-2024): デカピテイテッド (Decapitated) と兼任。『Of Kingdom and Crown』 でのテクニカルなプレイは高く評価された。
- ローガン・メイダー (Logan Mader) (Gt, 1991-1998): 初期の重厚なギター・サウンドを確立。
- クリス・コントス (Chris Kontos) (Dr, 1994-1995): 『Burn My Eyes』でのドラミングは伝説的。2019年の記念ツアーで一時復帰した。
5. 2026年ツアー情報 (Tour Information 2026)
2026年、マシーン・ヘッド (MACHINE HEAD) は「AN EVENING WITH MACHINE HEAD (アン・イヴニング・ウィズ・マシーン・ヘッド)」 ツアーを敢行する。このツアーは、サポート・アクトを一切置かず、バンド単独で3時間に及ぶセットリストを披露する特別な形式である。
5.1 主要ツアースケジュール (Selected Dates)
以下の日程で欧州・英国を巡回する予定である。
| 日付 | 都市(国) | 会場(Venue) |
|---|---|---|
| 2026年4月11日 | コペンハーゲン(デンマーク) | VEGA |
| 2026年4月13日 | ハンブルク(ドイツ) | Inselparkhalle |
| 2026年4月15日 | ワルシャワ (ポーランド) | Progresja |
| 2026年4月18日 | ベルリン(ドイツ) | Columbiahalle |
| 2026年4月22日 | ミラノ (イタリア) | Alcatraz |
| 2026年4月27日 | マドリード(スペイン) | Sala Riviera |
| 2026年5月02日 | パリ(フランス) | L'Olympia |
| 2026年5月03日 | ストラスブール(フランス) | La Laiterie |
このツアーは、最新作『UNATØNED』の楽曲に加え、『Burn My Eyes』 や 『The Blackening』からのクラシック・ナンバーも網羅されることが期待されている。ロブ・フリン (Robb Flynn)は、この長時間のショウを通じて、ファンとの「共有された声 (Shared Voice)」と「カオス (Chaos)」を創り出すことを目指している。
6. 不屈の精神と進化
マシーン・ヘッド (MACHINE HEAD) の35年に及ぶ歴史は、単なるバンドの経歴以上の意味を持つ。それは、トレンドの移り変わりが激しい音楽業界において、自身のアイデンティティを模索し、時には迷走し、そして再び自己を発見するという、アーティストの生存競争の記録である。
初期のベイエリア・スラッシュの継承者としての地位から、ニュー・メタルへの大胆な転向による批判、そして『The Blackening』での劇的な復活と 『Of Kingdom and Crown』での物語性への挑戦。これら全ての過程において、ロブ・フリン (Robb Flynn) の「不屈の精神 (Defiance)」が一貫して貫かれている。
2026年現在、最新作『UNATØNED』と、それに続く 「An Evening With」 ツアーは、MACHINE HEADが常に現在進行形で進化し続ける「生きた怪物」であることを証明している。新たなギタリスト、リース・スクラッグス (Reece Scruggs)を加えたMACHINE HEADの轟音は、これからも世界のメタル・シーンを揺るがし続けるであろう。
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MACHINE HEAD『Unto The Locust』、15周年アナログ/CD再発が決定
アナログ盤は全世界1500枚限定。