TO DIE FOR

1990年代後半から2000年代初頭にかけて、フィンランド (Finland) は世界のヘヴィ・メタル・シーンにおいて特異かつ極めて重要な震源地となった。

Biography

1990年代後半から2000年代初頭にかけて、フィンランド (Finland) は世界のヘヴィ・メタル・シーンにおいて特異かつ極めて重要な震源地となった。後に「スオミ・メタル (Suomi Metal)」あるいは「ラヴ・メタル (Love Metal)」と称されることになるその潮流は、伝統的なヘヴィ・メタルの重厚さに、ニュー・ウェイヴ (New Wave) やゴシック・ロック (Gothic Rock) の耽美的なメロディ、そして北欧特有の深い哀愁 (メランコリー) を融合させたものであった。HIM (ヒム)、The 69 Eyes (ザ・シックスティーナイン・アイズ)、Sentenced (センテンスト)、Entwine (エントワイン)、Charon (カロン) といったバンド群がこのシーンを牽引し、世界的な商業的成功を収めていく。 この一大ムーブメントの中核において、独自の美的感覚とポップ・センス、精度、そして度重なる悲劇と再生のドラマを展開してきたバンドが、トゥ・ダイ・フォー (To/Die/For)である。彼らの音楽性は、単なるメタルのサブジャンルとして片付けることのできない多様性を含んでいる。ドゥーム・メタル (Doom Metal) 由来の重いリフと、80年代ポップスへの敬愛が色濃く反映されたシンセサイザー・ワーク、そして人間の内面にある孤独や愛への渇望を描く歌詞世界は、多くのリスナーの共鳴を呼んだ。 トゥ・ダイ・フォーの物語は、1993年、フィンランド南部の都市コウヴォラ (Kouvola) で幕を開ける。コウヴォラは、首都ヘルシンキ (Helsinki) から北東へ約130キロメートルに位置する工業都市であり、その無機質でどこか寂れた風景は、彼らの後の音楽性に少なからず影響を与えた可能性がある。この地で結成されたバンドこそが、トゥ・ダイ・フォーの前身となるメアリー・アン (Mary-Ann)であった。

Albums

Cult CD
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ゴシックな陰影とメロディックな哀感を重ね、TO/DIE/FORらしい夜の世界を描く一作。

Samsara CD
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陰影あるメロディと重いギターを重ね、TO DIE FORのゴシック・メタルを深化させた一作。

Wounds Wide Open CD
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冷たいギターと哀感ある旋律を重ね、TO DIE FORが北欧ゴシック・メタルの陰影を描いた第五作。

IV CD
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陰鬱なメロディと硬いギターを交差させ、TO DIE FORがゴシック・メタルの哀感を深めた第四作。

Jaded CD
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冷たい鍵盤と哀感ある旋律を重ね、TO DIE FORがロマンティックなゴシック・メタルを描いた第三作。

Epilogue CD
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ゴシックな陰影とメロディアスなヘヴィネスを深め、TO/DIE/FORが哀感ある世界を描いた2作目。

All Eternity CD
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哀感あるメロディとゴシックな空気を重ね、TO/DIE/FORがフィンランド発のダークなメタルを打ち出したデビュー作。