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ARTIST
St. Anger
LINER NOTES
LANGUAGE
『St. Anger』は、METALLICAが整った構築美よりも、切迫したリフ、荒い音、怒りに満ちた歌を優先した作品だ。反復を多く含む曲構成と乾いた打撃感が、バンド内部の緊張をそのまま音に変えたような感覚を生み出している。ジェイソン・ニューステッド脱退後の混乱期に、メンバーが自らの関係性と向き合いながら作り上げた、生々しい記録でもある。
“Frantic”“St. Anger”“Some Kind of Monster”といった楽曲では、ギター・ソロを排し、独特のスネア・サウンドと反復するリフによって、粗削りで攻撃的な音像が作られている。“The Unnamed Feeling”“All Within My Hands”のような楽曲にも、切迫した感情が刻まれている。“Dirty Window”“Sweet Amber”“Shoot Me Again”といった楽曲にも、荒々しく切迫した感情が刻まれている。ドキュメンタリー映画『Some Kind of Monster』は本作の制作過程とバンドが抱えた葛藤を生々しく記録しており、METALLICAのキャリアの中でも特に異色の一枚となっている。従来の様式から大きく離れるため賛否は分かれるが、その不器用さ自体が本作の核心でもある。崩れそうな瞬間までを記録した、異色にして特別なMETALLICA作品である。
TRACK LIST
- 1.Frantic
- 2.St. Anger
- 3.Some Kind Of Monster
- 4.Dirty Window
- 5.Invisible Kid
- 6.My World
- 7.Shoot Me Again
- 8.Sweet Amber
- 9.The Unnamed Feeling
- 10.Purify
- 11.All Within My Hands