CRASHDIET

CRASHDIETの詳しいBiographyと全作品のディスコグラフィ。アルバムごとの個別ページも掲載するMETAL BOOSTのアーティストページ。

Biography

CRASHDÏET (クラッシュダイエット)
21世紀のスリーズ・ロック・リバイバルにおける歴史的変遷と音楽的遺産

1. Introduction

CRASHDÏETの音楽性は、1980年代のGuns N' Roses (ガンズ・アンド・ローゼズ)や Skid Row (スキッド・ロウ)、Mötley Crüe (モトリー・クルー)、KISS (キッス)といったアリーナ・ロックの巨人が持っていた享楽的かつ退廃的な美学と、Sex Pistols (セックス・ピストルズ)やG.G. Allin (G.G.アリン) に通じるパンク・ロックの生々しい攻撃性を融合させた点にある。

2. 伝記的歴史(Biography History)

CRASHDÏETの歴史は、単なるメンバーチェンジの記録ではなく、スウェーデンのロックシーンがいかにして80年代の遺産を現代的に解釈し、再構築していったかの記録でもある。その歩みは、大きく分けて以下の5つの時代区分によって理解することができる。

2.1 黎明期: 結成と地下活動 (2000-2002)

バンドの起源は2000年、Dave Lepard (デイヴ・レパード) (本名:David Hellman (デヴィッド・ヘルマン)) によって設立されたプロジェクトに遡る。当初のバンド名は「Crash Dïet」 と分かち書きされることもあり、音楽性は後のグラム・スタイルよりも、よりハードでパンク、あるいはエクストリーム・メタルの影響色濃いものであった。

この時期のラインナップは、後の音楽シーンにおいて極めて重要な意味を持つ。

  • Dave Lepard (デイヴ・レパード): ボーカル、ギター
  • Mary Goore (メアリー・グーア): ギター
    ※本名:Tobias Forge (トビアス・フォージ)。彼は後に 世界的なオカルト・ロックバンド Ghost (ゴースト)の首謀者「Papa Emeritus (パパ・エメリトゥス )」として活動し、Ghost名義でグラミー賞を受賞するなど国際的な成功を収めた 。当時はデスメタルバンド Repugnant (リパグナント)などでも活動していた。
  • Mace Kelly (メイス・ケリー): ベース (本名: Gustaf Lindström (グスタフ・リンドストローム))
  • Tom Bones (トム・ボーンズ): ドラム (本名:Thomas Daun (トーマス・ダウン))

彼らは『Demo 1』、『Demo 2』、『Demo 3』と呼ばれるデモ音源を制作し、これには後にデビューアルバムに収録される「Queen Obscene (クイーン・オブシーン)」などの原曲が含まれていた。しかし、2002年末、音楽性の不一致やメンバー間の方向性の違いにより、このオリジナル・ラインナップは解散する。トビアス・フォージらは Repugnant (リパグナント) や SubVision (サブヴィジョン) といった別プロジェクトへ移行し、デイヴ・レパードはバンドの再構築を決意することとなる。

2.2 黄金期の幕開けと悲劇: 『Rest in Sleaze』時代(2003-2006)

2003年、デイヴ・レパードは新たなメンバーを招集し、バンドを再結成した。一般に知られる「クラシック・ラインナップ」である。

  • Dave Lepard (デイヴ・レパード): リードボーカル、リズムギター
  • Martin Sweet (マーティン・スウィート): リードギター (本名: Martin Hosselton (マーティン・ホッセルトン))
  • Peter London (ピーター・ロンドン): ベース (本名: Peter Lundén (ピーター・ルンデン))
  • Eric Young (エリック・ヤング): ドラム (本名: Eric Gjerdrum (エリック・ヤング))

この新体制は、80年代のLAメタル・シーン (サンセット・ストリップ)の美学を現代のストックホルムに移植したような過激なビジュアルと、キャッチーなフックを持つ楽曲で急速にカルト的な人気を獲得した。ウェブサイトを通じたデモ音源の配布や、携帯電話会社「Tre (トレ)」のテレビCMへの出演など、メディア戦略も功を奏した。

2004年、CRASHDÏETはメジャーレーベルである Universal Music (ユニバーサル・ミュージック)と契約を果たす。そして2005年、デビューアルバム 『Rest in Sleaze (レスト・イン・スリーズ)』をリリース。このアルバムはスウェーデン国内チャートで12位を記録し、「Riot in Everyone (ライオット・イン・エブリワン)」や「Knokk 'Em Down (ノック・エム・ダウン)」といったヒットシングルを生み出した。同年秋にはスウェーデン国内ツアーを行い、イギリスの著名なフェスティバルである Download Festival (ダウンロード・フェスティバル)にも出演するなど、順風満帆なキャリアを歩み始めたかに見えた。

しかし、2006年1月20日、バンドは最大の悲劇に見舞われる。フロントマンのデイヴ・レパードが、ストックホルムの自宅アパートで自ら命を絶ったのである。享年25歳であった。彼は深刻なうつ病を患っていたとされ、その死はバンドメンバーだけでなく、世界中のファンに衝撃を与えた。残されたメンバーは「デイヴなしでのバンド継続は不可能」として、一度は解散を発表した。

2.3 再起と実験:『The Unattractive Revolution』時代(2007-2008)

デイヴの死後、世界中のファンからの支援と、デイヴの遺族からの「音楽を続けてほしい」という強い要望を受け、マーティン、ピーター、エリックの3人は再結成を決意する。新たなボーカリストとして白羽の矢が立ったのは、フィンランドのグラム・ロックバンド Reckless Love (レックレス・ラヴ)のシンガーであったH. Olliver Twisted (H. オリヴァー・ツイステッド)(本名: Olli Herman (オリ・ヘルマン)) である。

2007年、セカンドアルバム『The Unattractive Revolution (ジ・アンアトラクティブ・レヴォリューション)』をリリース。このアルバムの特筆すべき点は、Mötley Crüe (モトリー・クルー)のギタリストである Mick Mars (ミック・マーズ)が楽曲制作に参加したことである。「I Don't Care (アイ・ドント・ケア)」 や 「Alone (アローン)」といった楽曲で共作を行い、バンドのサウンドはよりダークでヘヴィな方向へと進化した。

しかし、オリヴァー・ツイステッドの在籍期間は短命に終わった。自身のバンド Reckless Love への活動専念を希望したことや、他のメンバーとのコミットメントの差が原因となり、2008年夏に彼はバンドを脱退した。

2.4 世界的成功と崩壊: 『Generation Wild』 & 『The Savage Playground』時代(2009-2015)

2009年、バンドは新たなカリスマ、Simon Cruz (サイモン・クルーズ) (本名:Simon Söderström (サイモン・ソダーストロム)) を迎える。彼のトレードマークである巨大なモヒカンヘアと、パンクに傾倒したアグレッシブなパフォーマンスは、CRASHDÏETのイメージを決定づけるものとなった。

2010年にリリースされたサードアルバム 『Generation Wild (ジェネレーション・ワイルド)』は、バンドの最高傑作として広く認知されている。タイトル曲のミュージックビデオは、その過激な内容 (拷問や流血描写) によりMTVで放送禁止処分を受けたが、これが逆にインターネット上で話題となり、バンドの知名度を世界的に押し上げる結果となった。この時期、バンドはヨーロッパ全土、南米、そして日本でのツアーを成功させ、スリーズ・ロック・シーンの頂点に立った。

続いて2013年には4枚目のアルバム 『The Savage Playground (ザ・サヴェージ・プレイグラウンド)』をリリース。「Cocaine Cowboys (コカイン・カウボーイズ)」 などのシングルを含むこの作品は、より荒廃したディストピア的な世界観を提示したが、音楽的には賛否両論を呼ぶ実験的な要素も含んでいた。

しかし、バンド内部の緊張は限界に達していた。2015年1月、初来日となった川崎クラブチッタでの2日間 (KAWASAKI ROCK CITY VOL.3、1月10日・11日) の最中に、サイモン・クルーズが何の予告もなくバンドを離脱し、帰国してしまうという事件が発生する。これによりバンドは活動継続が困難となり、実質的な解散状態 (ハイアタス) へと追い込まれた。

2.5 復活と安定への道: 『Rust』 & 『Automaton』時代(2017-2023)

数年間の沈黙を破り、2017年12月にバンドは新ボーカリスト Gabriel Keyes (ガブリエル・キーズ)の加入を発表した。ガブリエルは、よりクラシックなハードロック・スタイルを持つシンガーであり、バンドに安定と原点回帰をもたらした。

2019年、5枚目のアルバム 『Rust (ラスト)』をリリース。このアルバムは、タイトル (錆)が示す通り、長い時を経て傷つきながらも輝きを失わないバンドの姿を投影しており、ファンや批評家から高い評価を得た。続く2022年には6枚目のアルバム『Automaton (オートマトン)』をリリース。Steel Panther (スティール・パンサー) の Michael Starr (マイケル・スター)をゲストに迎えた 「Powerline (パワーライン)」などが収録され、モダンなプロダクションとアンセム的な楽曲群で健在ぶりをアピールした。

しかし、長年の過酷なツアー生活はメンバーの心身を蝕んでいた。2022年、長年ドラマーを務めたエリック・ヤングが「自身の幸福 (well-being)」を理由にライブ活動からの撤退を発表(当初はスタジオメンバーとして残留の意向を示していたが、後に正式脱退)。ライブではLacu (ラク) (元HANOI ROCKS) などが代役を務めた。さらに2023年には、ベーシストのピーター・ロンドンもバーンアウト (燃え尽き症候群)を理由に活動休止を発表した。

2.6 現在:『Art of Chaos』 と新体制(2024-2026)

2024年2月、バンドは劇的なラインナップ刷新を発表し、新たな章 (New Era) へと突入した。

  1. ボーカルの交代: 約7年間在籍したガブリエル・キーズが脱退。後任として、スウェーデンのバンド Confess (コンフェス)のフロントマンである John Elliot (ジョン・エリオット)が加入した。
  2. ドラマーの正式交代: エリック・ヤングが完全に脱退し、マーティン・スウィートの実弟であり、ToxicRose (トキシックローズ)のドラマーでもある Michael Sweet (マイケル・スウィート) が正式メンバーとして加入した。

2024年から2025年にかけて、新体制でのツアーやフェスティバル出演 (Monsters of Rock Cruiseなど)を行ったが、バンドの不安定要素は完全に払拭されたわけではない。2025年、一時復帰していたピーター・ロンドンが、次期アルバムサイクルにおいて再び長期の休養に入ることが発表された。代役として、Midnight Danger (ミッドナイト・デンジャー)や元 Lipz (リップズ)のChris Young (クリス・ヤング)がベースを担当することとなった。

ピーター・ロンドンの休養については「個人的な理由」とされているが、彼が同時期に The Poodles (ザ・プードルズ)のメンバーらと共にスーパーグループ 「En Jäkla Massa Rock (エン・ヤクラ・マッサ・ロック)」に参加し、2026年の「Silja Rock (シリヤ・ロック)」クルーズに出演することが報じられていることから、バンド内部での優先順位や人間関係に関する憶測も呼んでいる。

こうした混沌(Chaos) の中で、バンドは通算7枚目となるニューアルバム 『Art of Chaos (アート・オブ・ケイオス)』のリリースを発表した。リリース日は2026年5月8日、レーベルは Ninetone Records (ナイントーン・レコーズ)である。このアルバムは、バンド自身によって「ここ数年で最もスリーズな楽曲群」と形容されており、初期の危険な魅力を取り戻すことが期待されている。

3. メンバー詳細 (Members Personnel)

CRASHDÏETのメンバー変遷は複雑であり、それぞれの時期が異なる音楽的特徴を持っている。

3.1 現在の公式メンバー (Current Official Lineup 2026)

以下のメンバーは、2026年時点での公式ラインナップおよびツアーメンバーである。

氏名 (English) 氏名 (Katakana) 担当 (Role) 在籍期間 詳細・背景
Martin Sweet マーティン・スウィート Lead Guitar / Backing Vocals 2002-現在 本名:Martin Hosselton。バンドのメインソングライターであり、唯一の不動のメンバーとしてサウンドの中核を担う。
John Elliot ジョン・エリオット Lead Vocals 2024-現在 スウェーデンのスリーズ・バンド Confess のボーカルとしても知られる。力強い声質とカリスマ性を持つ。
Michael Sweet マイケル・スウィート Drums 2024-現在 本名:Michael Hosselton。マーティンの実弟。スウェーデンのスリーズ・バンド ToxicRoseのドラマー。2011年頃からエリックの代役を務めており、満を持しての正式加入となった。
Peter London ピーター・ロンドン Bass / Backing Vocals 2002-現在 本名:Peter Lundén。オリジナルメンバーだが、2023年以降は健康問題や別プロジェクトのため断続的に休養中。2026年の活動には参加しない見込み。

3.2 ツアー・サポートメンバー (Touring Members)

氏名 (English) 氏名 (Katakana) 担当 (Role) 期間 詳細
Chris Young クリス・ヤング Bass 2025-現在 ピーター・ロンドンの長期休養に伴う代役。Midnight Danger、元 Lipz のメンバー。
Lacu ラク Drums 2022-2023 本名:Kari "Lacu" Lahtinen。元HANOI ROCKSのドラマー。エリック・ヤングのライブ引退後にサポートを務めた。

3.3 過去の主要メンバー (Former Members)

氏名 (English) 氏名 (Katakana) 担当 (Role) 在籍期間 詳細
Dave Lepard デイヴ・レパード Vocals / Guitar 2000-2006 創設者。カリスマ的なフロントマンだったが、2006年に逝去。
Eric Young エリック・ヤング Drums 2003-2024 本名:Eric Gjerdrum。長年のリズム隊。2022年にツアーを引退し、2024年に正式脱退。
Gabriel Keyes ガブリエル・キーズ Vocals 2017-2024 『Rust』『Automaton』期のシンガー。安定した歌唱力でバンドを支えた。
Simon Cruz サイモン・クルーズ Vocals / Guitar 2009-2015 『Generation Wild』期のシンガー。モヒカン・スタイルでバンドの視覚的イメージを一新した。
H. Olliver Twisted H. オリヴァー・ツイステッド Vocals 2007-2008 現 Reckless Love (Olli Herman)。『The Unattractive Revolution』に参加。
Mary Goore メアリー・グーア Guitar 2000-2002 本名:Tobias Forge。現 Ghost。初期のデモ時代のみ在籍。
Mace Kelly メイス・ケリー Bass 2000-2002 初期メンバー。
Tom Bones トム・ボーンズ Drums 2000-2002 初期メンバー。

4. ディスコグラフィ (Discography)

CRASHDÏETの作品群は、各時代のボーカリストの特性によって異なる色彩を放っている。ここでは、スタジオ・アルバムを中心に、日本盤ボーナストラックや重要なシングルについても詳述する。

4.1 Studio Albums (スタジオ・アルバム)

1st Album: Rest in Sleaze (レスト・イン・スリーズ)
  • Release Date: 2005年5月20日 (Sweden) / 2005年8月24日(Japan)
  • Label: Universal Music
  • Vocalist: Dave Lepard

21世紀のスリーズ・ロック・リバイバルの金字塔的作品。荒削りながらもキャッチーなメロディと、デイヴ・レパードの野性味あふれるボーカルが特徴。日本盤にはボーナストラックとして「Hollywood Teaze」が収録された。2025年には20周年記念盤がリリースされ、未発表曲「Hell No」が追加されている。

No. Title (English) Title (Katakana/邦題) Time Notes
1Knokk 'Em Downノック・エム・ダウン3:36ライブの定番曲。
2Riot in Everyoneライオット・イン・エブリワン3:57バンド最大のヒット曲。
3Queen Obscene / 69 Shotsクイーン・オブシーン/69ショッツ3:45
4Breakin' the Chainzブレイキン・ザ・チェインズ3:01シングルカット曲。
5Needle in Your Eyeニードル・イン・ユア・アイ3:48
6Tikketチケット3:33
7Out of Lineアウト・オブ・ライン3:42
8It's a Miracleイッツ・ア・ミラクル3:29バラード曲。
9Straight Outta Hellストレート・アウタ・ヘル2:59
10Back on Trakkバック・オン・トラック3:40
BonusHollywood Teazeハリウッド・ティーズ日本盤ボーナストラック (2005)
BonusHell Noヘル・ノー3:3220周年記念盤ボーナス (2025)
2nd Album: The Unattractive Revolution (ジ・アンアトラクティブ・レヴォリューション)
  • Release Date: 2007年10月3日
  • Label: Universal Music
  • Vocalist: H. Olliver Twisted

Mötley Crüeのミック・マーズとの共作を含み、よりダークでモダンなヘヴィネスを追求した作品。前作のパンク色は後退し、重厚なプロダクションが施されている。

No. Title (English) Title (Katakana/邦題) Time Notes
1In the Rawイン・ザ・ロウ3:46アグレッシブなオープニング曲。
2Like a Sinライク・ア・シン2:55
3Falling Rainフォーリング・レイン4:46美しいメロディを持つパワーバラード。シングル曲。
4I Don't Careアイ・ドント・ケア4:01feat. Mick Mars.共作曲。
5Die Another Dayダイ・アナザー・デイ4:24
6Aloneアローン3:47feat. Mick Mars. 共作曲。
7Thrill Meスリル・ミー4:45
8Overnightオーバーナイト4:04
9XTC OverdriveXTCオーヴァードライヴ4:02
10Bound to be Enslavedバウンド・トゥ・ビー・エンスレイヴド3:34
11The Buried Songザ・ベリード・ソング3:49
3rd Album: Generation Wild (ジェネレーション・ワイルド)
  • Release Date: 2010年4月14日
  • Label: Gain / Frontiers
  • Vocalist: Simon Cruz

バンドの第二の全盛期を築いた傑作。アリーナ級のコーラスと、サイモン・クルーズの攻撃的なパフォーマンスが融合。日本盤ボーナス 「Sick Mind」が追加されている。

No. Title (English) Title (Katakana/邦題) Time Notes
1442 (Intro)442 (イントロ)0:53
2Armageddonアルマゲドン4:06
3So Aliveソー・アライヴ4:12ポップなフックを持つ楽曲。
4Generation Wildジェネレーション・ワイルド3:55代表曲。MVが検閲騒動に発展。
5Rebelレベル3:23
6Save Herセイヴ・ハー3:26
7Down With the Dustダウン・ウィズ・ザ・ダスト2:47
8Native Natureネイティヴ・ネイチャー4:28
9Chemicalケミカル4:16シングル曲。
10Bound to Fallバウンド・トゥ・フォール4:15
11Beautiful Painビューティフル・ペイン4:28
BonusSick Mindシック・マインド日本盤ボーナストラック
4th Album: The Savage Playground (ザ・サヴェージ・プレイグラウンド)
  • Release Date: 2013年1月22日
  • Label: Frontiers
  • Vocalist: Simon Cruz

「バビロン」や「荒廃」をテーマにしたコンセプト色の強い作品。長尺曲「Garden of Babylon」など、音楽的な実験が見られる。日本盤には 「Night Hellride」が収録された。

No. Title (English) Title (Katakana/邦題) Time Notes
1Change the Worldチェンジ・ザ・ワールド5:34
2Cocaine Cowboysコカイン・カウボーイズ4:19先行シングル。
3Anarchyアナーキー2:58
4Californiaカリフォルニア4:32メロディアスなシングル曲。
5Lickin' Dogリッキン・ドッグ3:07
6Circusサーカス4:42
7Sin Cityシン・シティ3:36
8Got a Reasonガット・ア・リーズン4:32
9Drinkin' Without Youドリンキン・ウィズアウト・ユー4:11カントリー調のイントロが特徴。
10Snakes in Paradiseスネークス・イン・パラダイス4:27
11Damaged Kidダメージド・キッド3:47
12Excitedエキサイテッド5:35
13Garden of Babylonガーデン・オブ・バビロン7:13バンド史上最長の楽曲の一つ。
BonusNight Hellrideナイト・ヘルライド3:43日本盤ボーナストラック
5th Album: Rust (ラスト)
  • Release Date: 2019年9月13日
  • Label: Diet Records / Frontiers
  • Vocalist: Gabriel Keyes

ガブリエル・キーズ加入第一弾。原点回帰のストレートなハードロック・サウンド。日本盤には「Crazy」のリミックス等が収録されている。

No. Title (English) Title (Katakana/邦題) Time Notes
1Rustラスト4:27
2Into the Wildイントゥ・ザ・ワイルド4:24
3Idiotsイディオッツ3:55キャッチーなアンセム。
4In the Mazeイン・ザ・メイズ4:38
5We Are the Legionウィ・アー・ザ・リージョン4:04復活を宣言した重要曲。
6Crazyクレイジー3:06
7Parasiteパラサイト3:29
8Waiting for Your Loveウェイティング・フォー・ユア・ラヴ4:24
9Reptileレプタイル3:26
10Stop Weirding Me Outストップ・ウィアーディング・ミー・アウト3:21
11Filth & Flowersフィルス&フラワーズ4:09
BonusCrazy (Remix)クレイジー (リミックス)日本盤ボーナストラック
6th Album: Automaton (オートマトン)
  • Release Date: 2022年4月29日
  • Label: Crusader / Golden Robot
  • Vocalist: Gabriel Keyes

Steel Pantherのマイケル・スターがゲスト参加。洗練されたモダンなスリーズ・ロック。

No. Title (English) Title (Katakana/邦題) Time Notes
1Automatonオートマトン0:39インストゥルメンタル。
2Together Whateverトゥギャザー・ホワットエヴァー3:50
3Shine Onシャイン・オン3:39
4No Man's Landノー・マンズ・ランド3:54
5Darker Mindsダーカー・マインズ3:37
6Dead Crusadeデッド・クルセイド4:39
7Powerlineパワーライン4:16feat. Michael Starr.
8Resurrection of the Damnedリザレクション・オブ・ザ・ダムド3:27
9We Die Hardウィ・ダイ・ハード4:22
10Shell Shockシェル・ショック3:52
11Unbrokenアンブロークン3:38
12I Can't Move On (Without You)アイ・キャント・ムーヴ・オン4:25
BonusI Can't Move On (Acoustic)アコースティック Ver.日本盤等の一部エディションに収録
7th Album: Art of Chaos (アート・オブ・ケイオス)
  • Release Date: 2026年5月8日(予定)
  • Label: Ninetone Records
  • Vocalist: John Elliot

ジョン・エリオット加入後初のスタジオアルバム。詳細は未定だが、バンドは「最もスリーズな作品」になると予告している。

5. Conclusion

CRASHDIETの25年以上にわたるキャリアは、Dave Lepard という一人の天才の死を乗り越え、その遺志を継ぐための闘争の歴史であった。CRASHDÏETのディスコグラフィを俯瞰すると、ボーカリストが変わるたびに音楽的な微調整(パンク寄り、モダン・ヘヴィネス寄り、アリーナ・ロック寄り)が行われているものの、その根底にある「80年代的過剰さへの憧憬」と「DIY精神」は一貫していることがわかる。

2026年の『Art of Chaos』 リリースは、バンドにとって新たな試金石となる。Elliot という経験豊富なフロントマンと、Michael Sweet という血縁関係にあるドラマーの加入は、バンドに新たな結束をもたらす可能性がある。一方で、オリジナルメンバーである Peter London の不在と、彼を取り巻く不穏な噂 (スーパーグループへの参加とバンド活動休止の矛盾)は、バンドが依然として「カオス」の中にいることを示唆している。CRASHDIETは、その名の通り、破滅的なダイエット (急激な変化)を繰り返しながらも、ロックンロールという栄養素を摂取し続けることで生き延びる、現代の不死鳥のような存在であると言えるだろう。

Trivia

『Generation Wild』の日本盤は2010年6月26日、キングレコードから出た。ボーナス・トラックとして「Sick mind」が加えられている。

出典: CRASHDIET公式サイト NEWS「Japanese edition of GW」

初来日は2015年1月10日と11日、川崎のクラブチッタで開かれた「KAWASAKI ROCK CITY VOL.3 2015」だった。同じスウェーデンのヨーロッパ、トリートとの3組編成である。彼らはこのイベントのみの出演で、同じ時期に組まれていたNAMBA ROCK CITYには出ていない。

出典: YOUNG GUITAR(2014年12月26日)

契約のきっかけは、2004年6月にストックホルム郊外のバーで行った1本のライヴだった。そこにストックホルム・レコードとテン・マネジメントの関係者が居合わせ、話がまとまる。マーティンとエリック・ヤングを加えて組み直してから、ライヴを重ねていた時期のことである。

出典: ユニバーサル ミュージック ジャパン CRASHDIET バイオグラフィ

アルバムに残った10曲は、50曲以上書いたなかから選ばれている。「このアルバムには非常に満足している。50曲以上書いたなかから、最上の10曲を選んだ」というのがバンド自身の言葉だった。

出典: CRASHDIET公式サイト NEWS「Single and album details!」

2010年9月7日、彼らはストックホルムのGlobe Arenaでオジー・オズボーンの前座を務めた。開場は18時15分、出番は19時20分だった。

出典: CRASHDIET公式サイト NEWS「Details for Ozzy show tomorrow (sept 7)」

2011年12月、エリック・ヤングが手を骨折してローマ、ミラノ、リヒテンフェルスの3公演に立てなくなった。代役に入ったのはマーティン・スウィートの弟マイケル・スウィートである。彼が正式メンバーになるのは、それから12年以上あとのことになる。

出典: CRASHDIET公式サイト NEWS「Sweet´s brother stands in for Eric」

4作目の予約はふつうの形を取らなかった。同じCDに4段階の値段が用意され、買う側が財布に合わせて選ぶ方式である。安い順に、バンドが妥当と考える価格、余裕のある分だけ上乗せする価格、ブックレットに名前を刷ってもらえる価格、そして最上位の「Overkill」は、ロンドンの尻に自分の名前をタトゥーで入れてもらえる、というものだった。

出典: CRASHDIET公式サイト NEWS「Pre-order the new album!」

2013年4月、ツアー中にマネージャーのミカエル・スンデーンが急逝した。バンドは移動の途上でその報せを受けている。彼がいなければ到達できなかった高みへ連れて行ってくれた人だった、というのが4人の言葉だった。

出典: CRASHDIET公式サイト NEWS「Very sad news...」

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News

CRASHDIET、アルバム『Art Of Chaos』から「Chaos Magnetic」のMV公開

撮影・編集はMartin Vrigsjö。『Art Of Chaos』は2026年5月8日発売の第7作。

出典: CRASHDIET公式(2026年8月16日)

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ニュース一覧 →

Albums

Art Of Chaos CD
/

グラム・スリージーな華やかさと危険な荒さを鳴らす、CRASHDIETのロックンロール作。

Automaton CD
/

新ヴォーカルを迎え、CRASHDIETがグラム・メタルの毒気とキャッチーさを更新した作品。

Rust CD
/

グラム/スリーズ・メタルの華やかさに重さと陰影を加えた、CRASHDIËTの成熟作。

The Savage Playground CD
/

派手なコーラスと鋭いリフで、CRASHDIETのダークなグラム・ハード・ロックを押し出す作品。

Generation Wild CD
/

スリージーな勢いと哀愁メロディを両立した、CRASHDIETの華やかなハード・ロック作。

The Unattractive Revolution CD
/

新たなヴォーカルを迎え、CRASHDIETが攻撃的なスリーズ・メタルを再構築した第2作。

Rest in Sleaze CD
/

危険なグラム・ロックの華やかさと荒々しいパンク感を重ね、CRASHDIETがスリーズ・ロックを再点火したデビュー作。