AVAILABLE AT / 購入はこちら
ARTIST
Concerto Suite for Electric Guitar and Orchestra
LINER NOTES
LANGUAGE
『Concerto Suite for Electric Guitar and Orchestra』は、イングヴェイ・マルムスティーンが長年抱いてきたクラシック音楽への傾倒を、フル・オーケストラとエレクトリック・ギターの協奏曲という形で結実させた野心作だ。ロック・アルバムというよりも、独奏楽器としてのギターとオーケストラが対話する、本格的な管弦楽作品として構想されている。
各楽章では、ギターが協奏曲におけるソリストの役割を担い、オーケストラと呼応しながら主題を展開していく。速弾きやネオクラシカルなフレーズは健在だが、ここではそれらがクラシックの語法へと自然に溶け込み、装飾ではなく楽曲構造の一部として機能している点が興味深い。
バロックやロマン派の様式を敬愛してきた彼にとって、本作は自らの音楽的ルーツへ正面から向き合った到達点と言える。派手な代表曲とは異なる文脈にあるが、ギターとオーケストラの融合という主題を大胆に追求した意義は大きい。ロックとクラシックという二つの世界を、対立ではなく融合として提示しようとした試みは、今なお高く評価されている。イングヴェイの作曲家としての一面を、最も明確に示した特異な一枚である。ディスコグラフィ全体の流れを理解するうえでも欠かせない作品だ。
TRACK LIST
- 1.Icarus Dream Fanfare
- 2.Cavalino Rampante
- 3.Fugue
- 4.Prelude To April
- 5.Toccata
- 6.Andante
- 7.Sarabande
- 8.Allegro
- 9.Adagio
- 10.Vivace
- 11.Presto Vivace
- 12.Finale