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ARTIST
Alchemy
LINER NOTES
LANGUAGE
『Alchemy』は、イングヴェイ・マルムスティーンがバロック的な和声感、急速なスケール、劇的なリフを一体化させたネオクラシカル・メタル作だ。ギターは圧倒的な技量を示しながらも、曲の緊張と解放を導く主旋律として機能し、単なる速弾きの見せ場には終わっていない。
冒頭“Blitzkrieg”の疾走、“Leonardo”の劇性、“Playing with Fire”の勢い、そして三部構成の“Asylum”組曲や“Legion of the Damned”まで、暗く荘厳なムードと堂々としたコーラスが作品の核を作っている。華麗なソロだけでなく、楽曲全体を貫くドラマ性が印象的だ。
自らの様式を徹底することで、独自の世界観をさらに鮮明にした一枚である。ミレニアムを目前にした時期にありながら、流行に流されず、ネオクラシカル・メタルの語法を迷いなく貫いた姿勢が頼もしい。“Wield My Sword”“God Is God”のような曲でも、劇的な和声と疾走感が結び付き、アルバムに一貫した緊張感を与えている。ヴォーカル曲とインストゥルメンタルのバランスが良く、最後まで密度を保って聴かせる構成も見事だ。技巧と構築性、攻撃性と荘厳さを高い次元で結び付けた、濃密で聴き応えのあるギター・メタル作品と言える。
TRACK LIST
- 1.Blitzkrieg
- 2.Leonardo
- 3.Playing With Fire
- 4.The Stand
- 5.Wield My Sword
- 6.Blue
- 7.Legion Of The Damned
- 8.Demon Dance
- 9.Hangar 18, Area 51
- 10.Voodoo Nights
- 11.Asylum