TRiDENT(トライデント)

TRiDENT(トライデント)の詳しいBiographyと全作品のディスコグラフィ。アルバムごとの個別ページも掲載するMETAL BOOSTのアーティストページ。

Biography

TRiDENT(トライデント) Biography

プロフィール

2020年5月1日再始動 / 大阪、日本 / Hard Rock, Alternative Metal, Japanese Rock

公式確認: TRiDENT Official Profile / King Records Profile(2026-07-11確認)

Biography

TRiDENT(トライデント)は、ASAKA(Vocal / Guitar)、SERINA(Bass / Chorus)、NAGISA(Drums)から成る日本の3ピース・ガールズ・ロック・バンド。大阪で活動していた“ガールズロックバンド革命”を母体に、2020年5月1日からTRiDENT名義で再始動した。鋭いギター・リフ、旋律的に動くベース、機動力の高いドラム、強く抜けるヴォーカルを核とし、ハードロック、オルタナティヴ・メタル、ラウドロック、ポップな歌心を三人だけの密度へ凝縮する。

2021年3月、改名後初のフルアルバム『ADVANCE GENERATION』を発表。同年には過去曲を現在の編成で再構築した『再構創』、閉塞と解放を対にした『UNDER GROUND』『OVER GROUND』を相次いでリリースし、短期間で新しいバンド像を確立した。2022年の『再構創Ⅱ』『D-X』では、再録による歴史の継承と、オリジナル曲による前進を両立。「CRY OUT」「シグナル」など、重い演奏と大きなメロディを結びつけた代表曲を生み出した。

2023年の『Dream Up』では「KICKASS」「Repaint」「NEO FUTURE」を通じて、夢を現実へ引き寄せる前向きな姿勢を提示。2024年の『spice “X”』では夜の陰影や親密な表情まで音楽性を広げ、同年11月の2ndフルアルバム『DUX』で近年の活動を12曲へ集約した。三人の各パートが明確に聴こえながら、サビでは大きな一体感を作るアレンジは、国内外のライヴでも強い武器となっている。

2025年にはキングレコードからメジャー・デビューし、EP『BLUE DAWN』を発表。「黎明ノ詩」「NEW ERA」などで、インディーズ期の攻撃性を保ちながら、より広い聴き手へ届く開放的な歌を示した。TRiDENTの特徴は、女性バンドという枠に頼らず、三人編成の制約を音の輪郭と推進力へ変えることにある。過去を“再構創”しながら新しい時代を切り開く姿勢を一貫させ、現代日本のハードロック/ラウドロック・シーンで独自の航路を進んでいる。

3ピース編成の美学

TRiDENTを特徴づけるのは、あえて3ピースという最小限の編成にこだわる点である。ギター、ベース、ドラムという三つの音だけで、隙間を埋めるのではなく、その隙間をこそ音の輪郭と推進力へと変える——ASAKAの鋭いギター・リフと強く抜けるヴォーカル、SERINAの旋律的に動くベースとコーラス、NAGISAの機動力の高いドラムが、三人だけの密度で楽曲を成立させる。各パートが明確に聴こえながら、サビでは三人とは思えない大きな一体感を生み出すアレンジは、TRiDENTの演奏力と構成力の高さの証明である。

バンド名「TRiDENT(トライデント/三叉の矛)」は、まさにこの3人の力が一点に集約される様を象徴している。「女性バンド」という枠に寄りかからず、3ピースの制約を武器へと転化するその姿勢が、TRiDENTを現代日本のハードロック・シーンにおける独自の存在たらしめている。

メンバー詳細プロフィール

ASAKA(Vocal / Guitar)——TRiDENTのフロントを担うヴォーカル兼ギタリスト。鋭いリフと強く抜ける歌声を一人で両立させ、バンドの音とメロディの中心を担う。

SERINA(Bass / Chorus)——旋律的に動くベースとコーラスで、3ピースの音像に厚みと広がりを与える。低音でありながら楽曲の主役級の存在感を放つ。

NAGISA(Drums)——機動力の高いドラミングで、TRiDENTの楽曲の場面転換と推進力を担う。三人のアンサンブルを力強く支えるリズムの要である。

ディスコグラフィ

発売年タイトル区分
2021ADVANCE GENERATION改名後初のフル・アルバム(3月)
2021再構創 / UNDER GROUND / OVER GROUND再録・EP
2022再構創Ⅱ / D-X再録・EP
2023Dream UpEP
2024spice "X" / DUXEP/2ndフル・アルバム(11月・全12曲)
2025BLUE DAWNEP(キングレコードよりメジャー・デビュー)

総括

TRiDENT(トライデント)は、大阪の「ガールズロックバンド革命」を母体に2020年から再始動した、3ピースのガールズ・ロック・バンドである。「再構創」による過去の継承と、オリジナル曲による前進を両立させながら、短期間で数多くの作品を積み上げ、2025年にはキングレコードからメジャー・デビューを果たした。3ピースという最小限の編成の制約を、音の輪郭と推進力へと転化するその美学は、TRiDENTを現代日本のハードロック/ラウドロック・シーンにおける独自の存在たらしめている。過去を再構築しながら新しい時代を切り開くその航路は、これからも続いていく。

Trivia

TRiDENTには「おじ祭り」という、35歳以上の男性しか入場できないライブがある。職場でも家庭でも責任を負う場面が多い世代に居場所を作りたい、というメンバーの思いから2023年に始まり、メンバー自身が考案したものである。2025年9月20日の代官山UNIT公演で3回目を迎え、350人が集まった。ASAKAはこの日、歳を取るのが楽しみだと思ってほしいと客席に語り、いつか両国国技館で開催したいという目標も口にしている。

出典: キングレコード公式ニュース(KING RECORDS TODAY)

キングレコードからのメジャー・デビューは、2025年8月23日の代官山UNITでのワンマン公演で発表された。公演名は「Continue.」。バンドの始まりの曲と同じ言葉に句点を付けたもので、公演終盤、「be with you」の演奏が終わったあとに流れた映像でメンバーは、Continueという曲で始まった今までのTRiDENTにここでピリオドを打ち、新たな一歩を踏み出す、と告げた。不穏に見えるタイトルを付けたのは客を驚かせたかったからで、発表はサプライズだったとNAGISAは振り返っている。チケットは完売し、約500人が集まっている。

出典: キングレコード公式ニュース(KING RECORDS TODAY)

メジャー1st EPのリード曲「黎明ノ詩」は、MY FIRST STORYのNobによる書き下ろしである。きっかけはイベントの打ち上げの場だった。バンド側は以前から一緒にやりたいアレンジャーとしてNobの名前を挙げていたものの面識が無く、当日は話し掛けるかどうか迷った末に挨拶へ行ったという。Nob側の説明では、乾杯の席で彼が手掛けた我儘ラキアの曲を気に入っていると伝えられ、それなら曲を書くと持ちかけたところ、その場で快諾されたという流れである。バンド側はダメもとのつもりだったと話している。

出典: キングレコード公式ニュース(Nob 本人コメント)

2026年7月15日、イギリスの日本音楽専門レーベルJPU Recordsが、TRiDENTのデジタル・シングル「Candle」をヨーロッパと北米で配信すると発表した。同時に『BLUE DAWN』の国際盤CDの予約受付も始まっており、レーベルはこれを同作として初の国際CDリリースだと説明している。「Candle」は日本のテレビドラマ『35歳、いまさら恋とかありえない』の主題歌として書かれた曲で、作詞・作曲はASAKA、編曲は堀江晶太が手掛けた。

出典: JPU Records 公式ニュース(TRiDENT 国際盤リリース)

バンド名の由来をASAKAが2021年の取材で説明している。TRiDENTには三叉槍(さんさそう)という意味があり、ひとりひとりが銃を乱射するのではなく、3人でひとつの槍になろうという考えを込めた名前だという。前身の「ガールズロックバンド革命」の頃はひとりずつがやりたいことを音でぶつけ合う感覚だったが、TRiDENTになってからは3人で1曲をしっかり作り上げる方向へ重心を移した、とも語っている。

出典: 激ロック インタビュー(TRiDENT/2ページ目)

2019年11月、前身バンドのドラマーから辞めたいと告げられ、脱退は2020年3月になった。バンドはこのことを2020年2月まで周囲に伏せている。話が広まって客の耳に届けば、それまでのライブの空気が微妙になる、という判断だった。次のドラマーを誰にするか、ASAKAとSERINAがせーので名前を出し合ったところ、二人ともNAGISAだった。NAGISAはQuinceというバンドに在籍していて対バンで面識があり、声を掛けづらいと考えていたところへ、本人がQuinceを抜けたがっているという話が耳に入って打診に至っている。

出典: 激ロック インタビュー(TRiDENT)

TRiDENTとして最初に作られた曲は「Continue」で、前のドラマーの脱退が決まったあとの2019年12月に、ASAKAとSERINAの二人で書いている。バンド名を変えると決めたのもこのときだった。歌詞は最後に付けられた。活動を止めている間、要となるドラマーが抜けてこのバンドはもう駄目なのではないか、という反応をASAKAは目にしており、それが悔しくて「今に見てろよ」という気持ちをそのまま詞にしたという。

出典: 激ロック インタビュー(TRiDENT)

EP『BLUE DAWN』に入った「恋のマジックポーション」は、すかんちが1991年に出した曲のカバーで、テレビアニメ『ポーション、わが身を助ける』のオープニング主題歌に起用された。作品名と曲名の両方にポーションが入る縁である。すかんちのROLLY本人が演奏とコーラスで参加し、プロデュースも担当した。レコーディングはグルーヴを優先して全員で一発録りしており、パートごとに別々に録る普段のやり方とは違ったという。ASAKAは男性目線の歌詞をあえて原曲のキーのまま歌っている。

出典: 激ロック インタビュー(TRiDENT/2ページ目)

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News

【国内】TRiDENT、10月12日『天壌無窮極音道中』に出演決定 — NEMOPHILA主催のガールズ対バン

会場はEX THEATER ROPPONGI。共演はNEMOPHILAEast Of Eden/NEK!、オフィシャル2次先行は8月1日18:00に受付を開始した。

出典: TRiDENT公式(2026年8月1日)

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Current Members / 現メンバー

2026-07-11時点の公式情報で確認した現行ラインナップです。公式プロフィール

ASAKA
Vocal / Guitar
SERINA
Bass / Chorus
NAGISA
Drums

Albums

BLUE DAWN EP
/

メジャー・デビュー後のTRiDENTが、夜明けを思わせる新章の意志と、歌えるロックの開放感を5曲へ凝縮したEP。

DUX Album
/

2022年以降の代表曲と新曲を再構成し、TRiDENTの攻撃性、歌心、ライヴ感を12曲で示した2ndフルアルバム。

spice "X" EP
/

刺激的なリフ、夜の陰影、親密なメロディを5曲へ配し、TRiDENTの表現レンジを更新したEP。

Dream Up EP
/

夢を現実へ引き寄せる推進力を、ラウドな攻撃性と光のあるメロディで描いた5曲入りEP。

D-X EP
/

葛藤を声へ変える「CRY OUT」を中心に、ヘヴィさ、遊び心、叙情性を横断した5曲入りEP。

再構創Ⅱ EP
/

過去曲を現在のTRiDENTとして再構築し、衝動、抵抗、理想郷、再起を5曲で刻んだ再録EP第2弾。

OVER GROUND EP
/

地下から地上へ抜ける感覚を、前進、雨上がり、思索という3つの表情で描いた3曲入りEP。

UNDER GROUND EP
/

閉塞感の中で生き残る力を、重量感のある低音と切迫したスピードで描いた3曲入りEP。

再構創 EP
/

前身時代の楽曲を三人体制のTRiDENTとして再録し、出発点を未来志向の音へ作り直した5曲入りEP。

ADVANCE GENERATION Album
/

TRiDENTへの改名後初のフルアルバム。再出発の衝動、未来志向、三人編成の強度を12曲で確立した基点作。