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ARTIST
A Farewell to Arms
LINER NOTES
LANGUAGE
『A Farewell to Arms』は、TNTが美しいヴォーカル・メロディ、繊細で華やかなギター、透明感あるキーボードを重ね合わせた作品だ。トニー・ミルズの表現力豊かな歌声を軸に、ハード・ロックの輪郭を保ちながらも、曲はメロディの美しさと感情の揺れを最優先に進んでいく。ロニー・ル・テクロの技巧的なギターが歌を押しのけることはなく、むしろ旋律の余韻を広げる方向へと機能している点が印象的だ。
“Engine”“Refugee”“Ship in the Night”“A Farewell to Arms”といった楽曲では、力強いロックの推進力と繊細な叙情が緊密に結び付き、アルバムに豊かな表情を与えている。“Barracuda”のようなダイナミックな楽曲や、ノルウェー語による“God Natt, Marie”など、幅広い引き出しも本作の魅力だ。“Come”“Don't Misunderstand Me”“Someone Else”といった楽曲でも、力強さと繊細さが緊密に結び付き、ミルズを迎えた時期のTNTが積み重ねてきた成熟が一つの結実を見せている。ミルズ期のTNTが到達した成熟を映し出す本作は、美しいメロディと確かな演奏力が高い次元で結晶した、味わい深い一枚である。
TRACK LIST
- 1.Engine
- 2.Refugee
- 3.Ship in the Night
- 4.Take It Like a Man – Woman!
- 5.Come
- 6.Barracuda
- 7.A Signature on a Demon’s Self‐Portrait
- 8.Don’t Misunderstand Me
- 9.A Farewell to Arms
- 10.Someone Else
- 11.God Natt, Marie
- 12.Harley‐Davidson (live)