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ARTIST
XIII
LINER NOTES
LANGUAGE
『XIII』は、TNTが新ヴォーカリストのバオル・バルド・ブルサラを迎え、ロニー・ル・テクロの独特なギターと共に新しいラインナップの輪郭を示した第13作。軽やかなAOR感とハード・ロックのリフが同居し、曲は磨かれたメロディを中心に進む。
“We’re Gonna Make It”“Not Feeling Anything”などでは、新しい声のキャラクターを活かしながら、TNTらしい歌うギターと明るいフックを保っている。変化を大きく見せるより、バンドの基本的な魅力を新編成で丁寧に鳴らした一枚だ。
ここで大切なのは、目立つリフやサビだけでなく、音の重さ、リズムの呼吸、歌の表情が曲順の中でどう変化するかである。各パートは単独で主張するためではなく、次のメロディや感情の高まりを強く聞かせるために置かれている。
音量を上げれば低域の圧力や細かなアタックが見え、繰り返し聴けばアレンジの余白とフレーズの受け渡しが浮かび上がる。作品全体を通して聴くことで、単曲では見えにくい緊張と解放の流れもはっきり感じられる。
こうした細部が、楽曲ごとの個性を保ちながら一枚のまとまりへ結び付けている。強さだけでなく、旋律と音色の陰影まで味わえることが、このアルバムを長く聴き返したくなる理由である。
TRACK LIST
- 1.We're Gonna Make It
- 2.Not Feeling Anything
- 3.Fair Warning
- 4.It's Electric
- 5.Where You Belong
- 6.Can't Breathe Anymore
- 7.Get Ready for Some Hard Rock
- 8.People, Come Togheter
- 9.Tears in My Eyes
- 10.17th of May
- 11.Catch a Wave
- 12.Sunshine