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ARTIST
Renegade
LINER NOTES
LANGUAGE
『Renegade』は、ツイン・ギターの熱気にキーボードの色彩を重ね、THIN LIZZYが都市的な陰影を描いた第11作だ。スノーウィー・ホワイトにとっては最後の参加作となった。若きキーボード奏者ダレン・ウォートンが正式メンバーとして迎えられ、その荘厳なフレーズが冒頭の“Angel of Death”を彩っている。タイトル曲は、ホワイトとライノットの共作であり、その歌詞はアルベール・カミュの『反抗的人間』に一部着想を得ている。当初は『Trouble Boys』というタイトルが予定されていた。
“Hollywood (Down on Your Luck)”“Renegade”“Mexican Blood”といった、多彩な楽曲が並ぶ。ジャズの感触を帯びた“Fats”や、メキシコ風の“Mexican Blood”など、実験的な広がりも見せている。従来のハード・ロックから一歩踏み出した本作は、当時こそ地味な評価にとどまったが、後年再評価が進んでいる。バンドの陰影に富んだ側面を映す一枚である。本作の頃、バンドは第1回スレイン・キャッスル公演のヘッドライナーを務め、U2らを従えている。挑戦的な姿勢がにじむ一枚だ。
TRACK LIST
- 1.Angel of Death
- 2.Renegade
- 3.The Pressure Will Blow
- 4.Leave This Town
- 5.Hollywood (Down on Your Luck)
- 6.No One Told Him
- 7.Fats
- 8.Mexican Blood
- 9.It's Getting Dangerous