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ARTIST
Dystopia
LINER NOTES
LANGUAGE
『Dystopia』は、ROYAL HUNTが、緻密で華麗なキーボード・アレンジ、分厚いギター、そして複数のゲスト・ヴォーカルを駆使し、抑圧的な未来像を、一つの壮大なドラマとして描いた、意欲的なコンセプト作品だ。SF作家レイ・ブラッドベリの名作『華氏451度』に着想を得た本作は、アンドレ・アンダーセンの鍵盤が、クラシック的な華麗な壮麗さと、プログレッシヴ・メタルの、張り詰めた緊張感とを、見事に結び付けている。物語性を、これ以上なく重視した一枚である。
冒頭“Inception F451”から始まる物語は、力強い“Burn”、そして“The Art of Dying”のドラマ性から、“The Eye of Oblivion”“I Used to Walk Alone”“Hound of the Damned”のような曲まで、長い一つの物語の断片として、緊密に配置されている。歌い手が場面ごとに変わることで、その視点も、鮮やかに動いていく。それでも、その大きなメロディと、ROYAL HUNTらしい、深い陰影とは、全編を通して、一貫して保たれている。
単曲の、即効性のある分かりやすさよりも、アルバム全体を通して、その壮大な世界観に、じっくりと深く浸ることで、その真価が、はっきりと見えてくる作品だ。ディストピアという、重いテーマを、確かな演奏力と、劇的な楽曲とで、見事に描き切っている。ROYAL HUNTの、コンセプト作家としての、卓越した手腕が、改めて発揮された、聴き応えのある力作と言える。
TRACK LIST
- 1.Inception ℉451
- 2.Burn
- 3.The Art Of Dying
- 4.I Used To Walk Alone
- 5.The Eye Of Oblivion
- 6.Hound Of The Damned
- 7.The Missing Page (Intermission I)
- 8.Black Butterflies
- 9.Snake Eyes
- 10.Midway (Intermission II)