NEMOPHILA
NEMOPHILAの詳しいBiographyと全作品のディスコグラフィ。アルバムごとの個別ページも掲載するMETAL BOOSTのアーティストページ。
Biography
YouTube時代に世界へ届いた女性5人組メタル
NEMOPHILA(ネモフィラ)の軌跡と音楽的変遷
プロフィール
| 結成 | 2019年、日本 |
|---|---|
| 現メンバー | mayu(Vocal)/Hazuki(葉月/Guitar)/ハラグチサン(Bass)/むらたたむ(Drums) |
| 元メンバー | SAKI(Guitar、2019-2024) |
| 出身 | 日本 |
| 音楽性 | Heavy Metal、Melodic Metal、Hard Rock、Alternative Metal |
1. 「実力派女性メタル・バンド」という現在地
NEMOPHILA(ネモフィラ)は、2019年に結成された日本の女性メタル・バンドである。卓越した演奏技術と圧倒的な歌唱力を武器に、YouTubeを起点として国内外に急速に支持を広げ、2020年代の日本の女性メタル・シーンを牽引する存在の一つとなった。花の名前「ネモフィラ」を冠しながら、その音楽は決して可憐なだけではなく、ヘヴィで攻撃的なメタルから叙情的なメロディまでを射程に収めた、幅広く力強いものである。
NEMOPHILAが際立っているのは、メンバー各人がすでに実績を持つ実力者の集合体である点にある。ボーカルのmayuを中心に、確かな技術を持つギタリスト、うねるベース、爆発的なドラムが結集し、結成当初から高い完成度を備えていた。パンデミック下でライブ活動が制限される時期にYouTubeでのカバー演奏や配信を通じて世界的な注目を集めたその歩みは、「実演の場が閉ざされても、演奏の力で世界とつながる」という、まさにYouTube時代のバンドの成功モデルを体現している。本稿では、mayuの発案による結成から、YouTubeでのブレイク、SAKIの脱退を経た4人体制、そして北米ツアーを含む近年の国際的展開までを、時系列に沿って詳述する。
2. 結成:mayuの発案から(2019)
NEMOPHILAの物語は、ボーカルmayuの構想から始まる。ロック・バンドLipstickを離れたmayuは、2019年8月22日のライブ・セッションで自らを支えるバック・バンドを組もうと動き出した。まず旧知のベーシスト、ハラグチサンに声をかけ、二人は元Soramimiのドラマー、むらたたむを迎える。さらに友人の紹介を通じて、Mary's BloodのギタリストSAKIが参加し、SAKIが同じくギタリストのHazuki(葉月/元Disqualia)を引き入れたことで、5人の布陣が完成した。
それぞれがすでにシーンで活動してきた実力者であったため、NEMOPHILAは寄せ集めのセッション・バンドという枠を早々に超えていく。2019年9月14日・15日、Zepp DiverCityで開催された「Metal Weekend 2019」で最初のステージに立ったNEMOPHILAは、その演奏力で観客を驚かせ、単発の企画では終わらない本格的なバンドとしての道を歩み始めた。
3. デビューと初期(2020)
2020年2月29日、NEMOPHILAはデビュー・シングル「OIRAN(花魁)」を発表する。和の情緒とヘヴィなメタルを掛け合わせたこの楽曲は、NEMOPHILAの音楽的個性を鮮烈に印象づけた。花魁という日本的なモチーフを、重く歪んだギターと力強いヴォーカルで描き出すこの一曲は、後のNEMOPHILAが得意とする「日本的な情緒とヘヴィネスの融合」の原点となった。
しかし「OIRAN」発表の直後、新型コロナウイルス感染症の世界的流行が始まり、ライブハウスでの活動は大きく制限されることになる。結成からわずか半年、これから実演の場で存在感を示していくはずだった新人バンドにとって、これは大きな痛手であった。だが多くのバンドが活動の停滞を余儀なくされる中、NEMOPHILAはこの逆境を、むしろ世界へと飛躍する契機へと転換していく。ライブができないのなら、映像で演奏を届ければよい——その発想が、YouTubeを舞台とする次の飛躍へとつながっていった。
4. YouTubeでのブレイクと『REVIVE』(2021)
NEMOPHILAの名を世界に知らしめたのが、YouTubeを通じたカバー演奏である。Metallica、System of a Down、Slipknot、Limp Bizkitといった、現代ヘヴィ・ミュージックの重要な源流をなす楽曲を、mayuの表現力豊かなボーカルと、ツイン・ギター、強靭なリズム隊で再構築したそれらの映像は、原曲の構造への深い理解と、NEMOPHILA独自の身体的な演奏で、世界中のメタル・ファンから熱狂的に受け入れられた。パンデミックによって実演の場が閉ざされていた時期に、YouTubeという回路を通じて国境を越えて発見されたという点で、NEMOPHILAの歩みは象徴的である。
2021年6月25日には初期作品をまとめた『OIRAN: Extended Edition』を、同年12月15日には初のフル・アルバム『REVIVE』を発表する。「復活・再生」を意味するタイトルを冠した『REVIVE』は、ヘヴィメタルを核としながら、メタルコア、ニュー・メタル、グランジ、日本的なメロディ感覚までを迷いなく接続し、結成からわずかな期間で驚くほど完成されたバンドとしてのアイデンティティを提示した。
5. 『Seize the Fate』と成長(2022)
2022年12月24日、NEMOPHILAは2ndアルバム『Seize the Fate』を発表する。「運命を掴め」というタイトルどおり、前作で確立した個性をさらに推し進め、楽曲の幅とバンドとしての表現力を大きく拡張した意欲作となった。ライブ活動も本格的に再開し、NEMOPHILAは配信やYouTubeで得た知名度を、実際のステージでの熱量へと着実に転化していく。国内のフェスティバルやワンマン公演を重ね、実演のバンドとしての地位を固めた時期である。
6. 『The Initial Impulse』と『EVOLVE』(2023-2024)
2023年11月8日、NEMOPHILAはカバー作品『The Initial Impulse』を発表する。YouTubeで世界的な注目を集めるきっかけとなったカバー演奏を、公式なフィジカル/デジタル作品として結晶化させた本作は、Metallica、System of a Down、Slipknot、Limp Bizkitといった原曲を、NEMOPHILA自身の身体的な音楽言語へと変換した一枚である。原曲の構造を尊重しながらも、単なる模倣に終わらないバンドの個性が刻まれている。
2024年1月17日には3rdアルバム『EVOLVE』を発表。「進化」を掲げた本作で、NEMOPHILAは自らの音楽性をさらに深化・拡張させた。結成から数年で複数のアルバムとカバー作を世に問い、国内外での存在感を高めていったこの時期は、NEMOPHILAが一過性の話題ではなく、継続的に作品を積み上げる本格派バンドであることを証明する歩みだった。
7. SAKIの脱退と4人体制、『Apple of My Eye』(2024-2025)
2024年3月31日、創設メンバーの一人であるギタリストSAKI(Mary's Blood)が、方向性の違いからNEMOPHILAを脱退する。ツイン・ギターの一角であり、結成の立役者でもあったSAKIの離脱は、バンドにとって大きな転換点となった。以後NEMOPHILAは、mayu、Hazuki、ハラグチサン、むらたたむの4人体制で活動を継続する。
2025年1月には新作アルバム『Apple of My Eye』を発表。4人体制となったNEMOPHILAが、編成の変化を停滞ではなく新たな出発点へと転換したことを示す作品となった。ツイン・ギターの一角を失いながらも、残ったメンバーがそれぞれの役割を再定義し、バンドとしての推進力をむしろ強めてみせたこの歩みは、NEMOPHILAが特定の個人に依存しない強固なバンドであることを証明している。
同時期には北米ツアーをはじめとする海外公演にも本格的に踏み出し、YouTubeを通じて世界中に築いてきたファンベースと、実際のステージとを結びつけていく。パンデミック下でオンラインで発見された関係が、数年を経て現実の熱狂として結実するその様子は、NEMOPHILAが積み重ねてきた時間の確かさを物語っている。花の名を冠した5人(現在は4人)組は、日本の女性メタルの実力を世界に示す存在として、その歩みを続けている。
8. メンバー詳細プロフィール
mayu — Vocal
NEMOPHILAのボーカルであり、バンド結成の発案者。ロック・バンドLipstickでの活動を経て、自らを支えるバンドとしてNEMOPHILAを立ち上げた。パワフルなシャウトから繊細な歌唱までを操る表現力の広さで、ヘヴィな楽曲群に確かな芯を与える、バンドの中心的存在である。
Hazuki(葉月)— Guitar
元Disqualiaのギタリスト。結成時にSAKIの紹介で加入し、SAKI脱退後もバンドのギター・サウンドを支え続ける中核メンバー。確かな技術と表現力で、NEMOPHILAのヘヴィかつメロディアスな音像を形づくっている。
ハラグチサン — Bass
mayuの旧知の間柄であり、結成の初期段階から参加したベーシスト。うねるようなグルーヴと確かなテクニックで、NEMOPHILAの低音部を支える。バンドのリズムの土台を担う重要な存在である。
むらたたむ — Drums
元Soramimiのドラマー。爆発的かつ正確なドラミングで知られ、NEMOPHILAの激しい楽曲を力強く駆動させる。その身体的で迫力あるプレイは、バンドの演奏の推進力そのものである。
SAKI — Guitar(元メンバー、2019-2024)
Mary's Bloodのギタリストとして知られる実力者で、NEMOPHILA結成の立役者の一人。ツイン・ギターの一角として初期のサウンドを支えたが、2024年に方向性の違いから脱退した。
9. ディスコグラフィ
| 発売日 | タイトル | 区分 |
|---|---|---|
| 2020.02.29 | OIRAN | デビュー・シングル |
| 2021.06.25 | OIRAN: Extended Edition | 拡張版 |
| 2021.12.15 | REVIVE | 1stフル・アルバム |
| 2022.12.24 | Seize the Fate | 2ndアルバム |
| 2023.11.08 | The Initial Impulse | カバー・アルバム |
| 2024.01.17 | EVOLVE | 3rdアルバム |
| 2025.01 | Apple of My Eye | アルバム(4人体制) |
10. 各作品の詳解
OIRAN / OIRAN: Extended Edition(2020 / 2021)——デビュー・シングル「OIRAN(花魁)」は、和の情緒とヘヴィなメタルを掛け合わせ、NEMOPHILAの音楽的個性を最初に提示した楽曲である。2021年の『OIRAN: Extended Edition』は、初期の楽曲群をまとめ、パンデミック下でYouTubeを通じて世界的注目を集めていた時期のバンドの姿を記録した作品となった。
REVIVE(2021)——「復活・再生」を意味するタイトルを冠した初のフル・アルバム。ヘヴィメタルを核としながら、メタルコア、ニュー・メタル、グランジ、そして日本的なメロディ感覚までを迷いなく接続し、結成からわずかな期間で驚くほど完成されたバンドとしてのアイデンティティを提示した。ライブ、独立系シングル、配信、YouTubeカバーといった多様な回路を通じて発信を続けてきた経験が、この「再生」という言葉に単なる一曲以上の意味を与えている。
Seize the Fate(2022)——「運命を掴め」を意味する2ndアルバム。前作で確立した個性をさらに推し進め、楽曲の幅とバンドとしての表現力を大きく拡張した。ライブ活動が本格的に再開したこの時期、NEMOPHILAは配信やYouTubeで得た知名度を、実際のステージでの熱量へと着実に転化していった。
The Initial Impulse(2023)——YouTubeで世界的な注目を集めるきっかけとなったカバー演奏を、公式作品として結晶化させたカバー・アルバム。Metallica「Master of Puppets」、System of a Down「Sugar」、Slipknot「(sic)」、Limp Bizkit「Stuck」といった現代ヘヴィ・ミュージックの重要曲を、mayuのボーカルと強靭なアンサンブルでNEMOPHILA自身の音楽言語へと変換した。原曲への深い理解と、模倣に終わらないバンドの個性が両立している。
EVOLVE(2024)——「進化」を掲げた3rdアルバム。NEMOPHILAが自らの音楽性をさらに深化・拡張させた作品であり、結成から数年で複数のアルバムとカバー作を世に問うてきたバンドが、継続的に作品を積み上げる本格派であることを証明した。
Apple of My Eye(2025)——SAKI脱退を経た4人体制での新作アルバム。編成の変化を停滞ではなく新たな出発点へと転換したことを示す作品となり、同時期の北米ツアーをはじめとする海外展開と相まって、NEMOPHILAの新章の幕開けを告げた。
11. 音楽性と意義
NEMOPHILAの音楽は、正統的なヘヴィメタルを核としながら、メタルコア、ニュー・メタル、グランジ、そして日本的な旋律感覚を自在に往来する。mayuの表現力豊かなボーカルと、ツイン・ギター(現在はHazukiを中心とするギター)、強靭なリズム隊が織りなすサウンドは、力強さと繊細さを同居させている。カバー演奏で示された原曲への深い理解は、彼女たちのオリジナル曲における構築力の高さの裏づけでもある。
NEMOPHILAの真価が最も発揮されるのは、やはりライブの現場である。むらたたむの爆発的なドラム、うねるベース、切れ味鋭いツイン・ギター、そしてmayuの圧倒的な歌唱が生み出す音圧は、映像や音源以上の迫力で観客を圧倒する。パンデミックによってオンラインで発見されたバンドが、実演の場が回復するとともにその熱量を現実のステージへと転化し、国内のフェスティバルやワンマン公演、さらには北米ツアーへと活動を広げていったことは、NEMOPHILAが「本物のライブ・バンド」であることの何よりの証明である。
NEMOPHILAの意義は、パンデミックという困難な時期に、YouTubeという新しい回路を通じて世界とつながり、実演の場が回復した後にその支持を現実のステージへと転化してみせた点にある。BABYMETALやLovebitesと並び、世界を視野に入れる日本の女性メタル・バンドの一角として、NEMOPHILAは日本のヘヴィ・ミュージックの層の厚さを国内外に示し続けている。
12. YouTube時代の成功モデルとして
NEMOPHILAの歩みは、2020年代のバンドの新しい成功モデルを象徴している。従来、バンドがブレイクするための主要な回路はライブハウスでの下積みと、メディアやレーベルによる露出だった。しかしNEMOPHILAは、パンデミックによって実演の場が閉ざされた最悪の時期に、YouTubeというプラットフォームを通じて世界とつながるという道を切り開いた。カバー演奏という「共通言語」を用いることで、日本語詞という言語の壁を越え、原曲を知る世界中のリスナーに自分たちの演奏力を直接届けたのである。
重要なのは、NEMOPHILAがカバーだけのバンドではないという点だ。カバーで獲得した注目を、『REVIVE』『Seize the Fate』『EVOLVE』といったオリジナル・アルバムへと確実に接続し、そこで示した作曲力とアンサンブルの強度によって、一過性の話題ではない本物のバンドとしての評価を築いた。実演の場が回復した後は、その世界的な認知を実際のステージへと転化し、国内フェスから北米ツアーへと活動を広げている。「オンラインで発見され、オフラインで証明する」——この循環を成立させた点に、NEMOPHILAの現代性がある。
13. メンバーの音楽的背景とシーンにおける位置
NEMOPHILAの完成度の高さは、メンバー各人がNEMOPHILA以前にすでに確かなキャリアを積んでいたことに由来する。ボーカルのmayuはロック・バンドLipstickでの活動を経ており、ドラムのむらたたむは元Soramimi、ギターのHazukiは元Disqualia、そして結成の立役者であったSAKIはガールズ・メタルの代表格Mary's Bloodのギタリストとしても知られる。それぞれが別の場所で磨いた表現力を持ち寄ったからこそ、NEMOPHILAは寄せ集めのセッション・バンドではなく、結成当初から一つの完成されたバンドとして立つことができた。
日本の女性メタル・シーンという文脈において、NEMOPHILAはBABYMETALやLovebitesと並び、2020年代に世界を視野に入れて活動する重要なアクトの一つに数えられる。BABYMETALが「アイドル×メタル」という発明で、Lovebitesが「様式美の正統派メタル」で世界に挑んだのに対し、NEMOPHILAは「卓越した演奏力とYouTubeを通じた発見」という、まさにこの時代ならではの道筋で国際的支持を築いた。日本のヘヴィ・ミュージックの層の厚さと多様性を体現する存在として、NEMOPHILAの果たす役割は大きい。
14. 総括
NEMOPHILAは、実績あるミュージシャンたちがmayuのもとに集い、結成当初から高い完成度を備えた「実力派女性メタル・バンド」として出発した。パンデミック下での逆境をYouTubeでのブレイクへと転換し、複数のアルバムとカバー作を積み上げながら、国内外での存在感を着実に高めてきた。SAKIの脱退という転換点を乗り越え、4人体制で新たな一歩を踏み出したNEMOPHILAは、北米をはじめとする海外へと活動の場を広げつつある。花の名を冠したこのバンドの物語は、日本の女性メタルの可能性とともに、これからも続いていく。
Trivia
NEMOPHILAは最初からバンドだったわけではない。2019年夏、5人はセッション・バンドとして動き始め、ライブハウスで2回のセッション・ライヴを行っている。本番だけでなくリハーサルの感触も良く、互いを人として知っていくうちにこのまま続けたいという気持ちが生まれ、2回のライヴを終えたところでバンド名を決める話になった。NEMOPHILAという名前が決まった瞬間に5人の気持ちが固まったと、mayuは振り返っている。活動開始は2019年8月で、9月にZepp DiverCityで行われた「METAL WEEKEND 2019」にLOUDNESSやHAMMERFALLらのオープニング・アクトとして出演したのがデビューだった。
NEMOPHILAには「地獄のゆるふわバンド」という通り名がある。公式のプロフィールは「音は地獄のように激しく、その他はゆるふわ」を標榜すると書いており、mayu自身も、サウンドは地獄のように激しいが普段はゆるふわだからだと説明している。実際の編成もそれを裏づけていて、スクリーム、7弦ギター、5弦ベース、ツーバスのドラムという組み合わせである。
YouTubeチャンネルを開設したのは2020年2月8日で、開設時にアップロードしたのはIRON MAIDEN「The Trooper」のカバーだった。始動から半年も経たないうちにコロナ禍となり、予定していたことのほとんどができなくなったため、mayuによれば、工夫して活動を続ける手段としてチャンネルの開設と配信ライヴに力を入れたのだという。結果としてカバーやコピーは副産物も生んだ。誰がどのジャンルを得意とするか、誰がどういうアプローチをしてくるかが分かり、メンバー同士をよく知るきっかけになったと彼女は書いている。
会場の規模は数年で大きく変わっていった。2023年7月17日には東京ガーデンシアターで「NEMOPHILA 4th Anniversary -Rizing NEMO-」を開催。mayuは決定時のコラムで、憧れのステージのひとつであり、まさかあの舞台に立てる日が来るとはと書いている。同年は11か所を回るワンマン・ツアーと国内外のフェス出演もあり、そして2024年2月には、バンド初の日本武道館公演「地獄のゆるふわ LIVE at 日本武道館」が行われた。
NEMOPHILAは、ヴォーカルのmayuが自分でやりたい音楽のために人を集めたところから始まっている。ラウド系をやりたいと考えたときに、スクリームを生かした女性だけのバンドはあまりいないので面白いことができるはずだ、というのが発想の出発点だった。そうして声をかけていって集まったのが、この5人である。
mayuが最初に声をかけたのは、ドラムのむらたたむだった。面識があったわけではなく、動画や雑誌で一方的に知っていただけの状態でダメもとで誘ったところ、承諾が返ってきたのだという。ギターの葉月を連れてきたのはSAKIで、SAKI自身は知人のツテを通じて紹介された相手だった。ベースのハラグチサンは、もともとmayuの友人である。
ギターの葉月が7弦を弾くようになったのは、NEMOPHILAが始まってからである。理由はヴォーカルとの棲み分けで、スクリームは音域的にギターと被りやすいため、それより下へ行こうと考えたのだという。ツイン・ギターで片方が常に7弦という構成はそれほど多くないので、バンドの特徴を出す意味もあると本人が説明している。彼女がもともと好んで聴いていたのはARCH ENEMYやCHILDREN OF BODOMのような、デス・ヴォイスやスクリームが多く入ったバンドだった。
ドラムのむらたたむは2020年5月に出産している。復帰第1弾となったのは、同年8月22日に行われた無観客配信ライヴ「むらたたむ復帰!NEMOPHILA 1st Streaming Live」だった。この日は2ndシングル『雷霆 -RAITEI-』の発売日でもあり、本人は産休明け初のライヴということで非常に気合いが入っている、産休明けでパワーアップした姿を見せたい、とコメントを寄せている。
News
【国内】NEMOPHILA、むらたたむ(Dr)と葉月(G)の脱退を発表
むらたたむは2026年7月をもって脱退済みで、サポートメンバーとして10月12日までライブに参加。葉月は10月12日をもって脱退する。10月12日のEX THEATER ROPPONGI公演「天壌無窮極音道中」が両名の最後の出演となる。
【国内】TRiDENT、10月12日『天壌無窮極音道中』に出演決定 — NEMOPHILA主催のガールズ対バン
会場はEX THEATER ROPPONGI。共演はNEMOPHILA/East Of Eden/NEK!、オフィシャル2次先行は8月1日18:00に受付を開始した。
Current Members / 現メンバー
2026-07-10時点の公式情報で確認した現行ラインナップです。公式プロフィール