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ARTIST
The World Needs a Hero
LINER NOTES
LANGUAGE
『The World Needs a Hero』は、メロディックな方向へと大きく広がった90年代後半を経て、MEGADETHが再び硬いリフと、緊迫した曲調を前面へと押し出した第9作だ。実験作『Risk』での賛否を受け、バンドは自らの原点であるヘヴィなスラッシュ・メタルへと、明確に舵を切り直している。デイヴ・ムステインの乾いた歌唱とギターが、作品全体を不穏に導いていく。
冒頭“Disconnect”の推進力、“Moto Psycho”のキャッチーな攻撃性、そして『Rust in Peace』の名曲“Hangar 18”の続編である“Return to Hangar”のドラマ性まで、収録曲は原点回帰の姿勢を明確に示している。“Dread and the Fugitive Mind”の緊張感も印象的だ。
過去の栄光をただ再現するのではなく、ヘヴィな推進力と、歌えるメロディとの折衷を目指している点が本作の特徴だ。鋭いギター・ワークを軸に、バンドが次の局面へと移る、その手前の緊張感が刻まれている。“1000 Times Goodbye”“Burning Bridges”のような曲でも、硬いリフと歌えるメロディが結び付いている。実験期を経て、MEGADETHが自らの核を再確認しようとした、力強く手堅い一枚と言える。
TRACK LIST
- 1.Disconnect
- 2.The World Needs a Hero
- 3.Moto Psycho
- 4.1000 Times Goodbye
- 5.Burning Bridges
- 6.Promises
- 7.Recipe for Hate... Warhorse
- 8.Losing My Senses
- 9.Dread and the Fugitive Mind
- 10.Silent Scorn
- 11.Return to Hangar
- 12.When