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ARTIST
Dominion
LINER NOTES
LANGUAGE
『Dominion』は、KAMELOTがクラシカルな装飾を控えめに織り込みながら、重いギターと劇的なメロディを結び付けた第2作だ。前作『Eternity』で示した正統派メタルの力強さを保ちつつ、楽曲には暗さや哀愁がより丁寧に積み重ねられている。トーマス・ヤングブラッドのギターを中心とする編成のもと、バンドはより緻密で表情豊かな楽曲づくりへと着実に歩を進めている。マーク・ヴァンダービルトがヴォーカルを務めた最後の作品であり、初期KAMELOTの一つの区切りとなる一枚でもある。
“Ascension”“Heaven”“Rise Again”“Birth of a Hero”“Song of Roland”といった楽曲では、硬質なリフと叙情的な旋律が交錯し、のちの壮大なコンセプト路線の萌芽が随所に聴き取れる。“One Day I'll Win”“We Are Not Separate”“Creation”“Crossing Two Rivers”といった楽曲でも、正統派メタルの推進力と叙情的なメロディが丁寧に組み合わされている。後年の作品ほど完成された世界観には至っていないものの、ドラマティックな方向へと着実に歩を進めるバンドの姿がここにはある。KAMELOTが自らの個性を模索していた過渡期を捉えた、興味深い一枚である。
TRACK LIST
- 1.Ascension
- 2.Heaven
- 3.Rise Again
- 4.One Day I'll Win
- 5.We Are Not Separate
- 6.Birth Of A Hero
- 7.Creation
- 8.Sin
- 9.Song Of Roland
- 10.Crossing Two Rivers
- 11.Troubled Mind