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ARTIST
Sad Wings of Destiny
LINER NOTES
LANGUAGE
『Sad Wings of Destiny』は、JUDAS PRIESTがヘヴィ・メタルの輪郭を、初めて自分たちの言葉で明確に描き始めた第2作だ。ロブ・ハルフォードは、高音の絶叫から陰りのある低音までを自在に使い分け、グレン・ティプトンとK.K.ダウニングのギターは、リフと旋律を複雑に交差させながら緊張感を高めていく。後のメタルの様式を決定づけた、歴史的に重要な一枚である。
冒頭の大作“Victim of Changes”の長い展開、切れ味鋭い“The Ripper”、そして叙情的な“Dreamer Deceiver”は、バンドの表現の幅を端的に示している。“Tyrant”の攻撃性、“Genocide”の重さ、“Deceiver”の疾走も、作品に多彩な陰影を与えている。ハード・ロックの土台を残しつつ、より劇的で緻密な音楽性が花開いている。
まだプログレッシヴな要素を残しながらも、後のヘヴィ・メタルへとつながる演奏と、劇的なイメージを、一気に鮮明にした点に本作の価値がある。ツイン・ギターの構築美と、ハルフォードの圧倒的な歌唱力が、すでに確立されている。ジャンルの黎明期を代表する、極めて重要な初期の名盤と言える。
TRACK LIST
- 1.Victim of Changes
- 2.The Ripper
- 3.Dreamer Deceiver
- 4.Deceiver
- 5.Prelude
- 6.Tyrant
- 7.Genocide
- 8.Epitaph
- 9.Island of Domination