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ARTIST
Don't Look Back
LINER NOTES
LANGUAGE
『Don’t Look Back』は、BOSTONがデビュー作で確立した巨大なギター・サウンドと澄んだコーラスを、より短く引き締まった形で提示したセカンド・アルバムだ。トム・ショルツの多層的なギターは、単に厚みを作るだけでなく、曲の各場面に推進力と光沢を与える。ブラッド・デルプの高く伸びる歌声は、その音の壁を突き抜けながら、力強さと切なさを同時に伝えるため、爽快なメロディにも人肌の温度が残る。
表題曲は疾走するリフと大きく開くサビを簡潔に結び、“It’s Easy”と“Feelin’ Satisfied”はバンドの快活なロックンロール感を前面へ出す。一方、“A Man I’ll Never Be”ではピアノと歌を軸にした静かな導入から感情を高め、“The Journey”を挟む曲順がアルバムの呼吸を整えている。収録時間はコンパクトでも、音の層とメロディの運びには密度がある。細部まで磨かれたスタジオ・ワークと、すぐ口ずさめるフックが自然に共存する、70年代アメリカン・ハード・ロックの完成度を示す一枚である。派手な効果を重ねながらも、各曲の中心にはシンプルな歌とリフがあり、何度聴いてもその核がぶれない。強い。
TRACK LIST
- 1.Don't Look Back
- 2.The Journey
- 3.It's Easy
- 4.A Man I'll Never Be
- 5.Feelin' Satisfied
- 6.Party
- 7.Used to Bad News
- 8.Don't Be Afraid