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ARTIST
Vol. 4
LINER NOTES
LANGUAGE
『Vol. 4』は、BLACK SABBATHが重く不穏なリフという出発点を守りながら、音色、構成、感情の幅を大きく押し広げた第四作である。トニー・アイオミのギターは“Tomorrow’s Dream”では短く鋭い推進力を作り、“Supernaut”では跳ねるようなリズムの上で強烈なうねりを生む。ギーザー・バトラーのベースとビル・ワードのドラムは、ただ低く重いだけでなく、曲ごとに異なるグルーヴと緊張を与え、オジー・オズボーンの歌はその重さの中に脆さや焦燥を持ち込む。
“Snowblind”の冷たく沈む感触、“Cornucopia”の圧迫感、“Under the Sun”の断固とした終盤まで、アルバムはヘヴィネスを一つの速度や表情に固定しない。“Changes”のピアノと声だけによる静かな場面、インストゥルメンタル“Laguna Sunrise”の余白も、周囲のリフをより大きく響かせる役割を果たす。激しさと繊細さ、即物的なグルーヴと不安定な空気が同居することで、四人の演奏は立体的に浮かび上がる。本作は後のドゥームやストーナー・ロックを予感させながら、同時にBLACK SABBATHが単なる重低音のバンドではなく、曲の陰影そのものを作れる集団だったことを示した重要作だ。
TRACK LIST
- 1.Wheels of Confusion/The Straightener
- 2.Tomorrow's Dream
- 3.Changes
- 4.FX
- 5.Supernaut
- 6.Snowblind
- 7.Cornucopia
- 8.Laguna Sunrise
- 9.St. Vitus Dance
- 10.Under the Sun/Every Day Comes and Goes