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ARTIST
Astra
LINER NOTES
LANGUAGE
『Astra』は、ジョン・ウェットンの伸びやかな歌とジェフ・ダウンズの重層的なキーボードを中心に、ASIAがより硬くエッジのある音へと進んだ第3作だ。ギターにはスティーヴ・ハウに代わってマンディ・メイヤーが加わり、前2作とは少し異なる押し出しを作り出している。メロディの美しさは保ちつつ、サウンドにはよりストレートなロックの手触りが加わっている。
“Go”の力強いフックや“Too Late”の切なさ、“Wishing”“Voice of America”といった楽曲は、バンドが持つポップな構築美をよく示している。“Rock and Roll Dream”“Countdown to Zero”“Suspicion”のような楽曲にも、ドラマティックな展開が息づいている。“Hard on Me”“Love Now”“Born to Lose”といった楽曲にも、洗練されたメロディとドラマ性が息づいている。ジェフ・ダウンズを中心とする演奏は重厚でありながらメロディの明快さを失わず、オリジナル期を締めくくる陰影に富んだ一枚となっている。プログレッシヴな背景と80年代アリーナ・ロックの感覚を結び付けた本作は、陰影に富んだ、聴き応えのある一枚である。商業的な成功は前2作に及ばなかったものの、その音楽的な充実は今なお再評価に値する内容を備えている。
TRACK LIST
- 1.Go
- 2.Voice of America
- 3.Hard on Me
- 4.Wishing
- 5.Rock and Roll Dream
- 6.Countdown to Zero
- 7.Love Now Till Eternity
- 8.Too Late
- 9.Suspicion
- 10.After the War