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ARTIST
Phenomenon
- 仕様
- オリジナル盤
- 発売日
- 1974年5月
- レーベル
- Chrysalis Records
- 品番
- CHR 1059(イギリス盤・アメリカ盤とも)
- フォーマット
- LP
- ボーナス
- オリジナル盤にボーナス・トラックは無い。イギリス盤の初回プレスは、ジャケットとレーベルの表記と違って実際にはA面が「Oh My」で始まり、「Too Young to Know」がB面の1曲目に入っている(ジャケットの表記は「Too Young To No」)。2007年のリマスター(CHRX 1059)は、デモの「Sixteen」と「Oh My」、ドイツ盤シングル「Give Her the Gun」とB面の「Sweet Little Thing」、「Sixteen」、1974年6月6日のBBC Radio 1セッションの「Doctor Doctor」の6曲を追加。2019年のデラックス・エディションは、デモやシングル・エディット、ラフ・ミックス16曲と1974年11月5日のアトランタ、Electric Ballroom公演8曲を加えた3CDと、2LP(CRVX1271)で出た。日本では1975年にキングレコードが『現象』の邦題でLP(CHR 1059)を出した。
LINER NOTES
LANGUAGE
ミック・ボルトンが去ったあと、1972年にバーニー・マースデンがUFOに加わり、プロとしての第一歩を踏み出した。しかしバンドとはうまくいかず、1973年にはロンドンでのステージで殴り合いまで起きている。フィル・モグによれば、彼とピート・ウェイはSCORPIONSで弾くマイケル・シェンカーを見て求めていた人材だと確信しており、マースデンが姿を見せなかった日にシェンカーがバンドとジャムをしたのだという。1973年6月、18歳のシェンカーはSCORPIONSから迎えられ、マースデンは同じ年にGlenn CornickのWILD TURKEYへ移った。
その頃Chrysalisで制作の仕事をしていたTEN YEARS AFTERのベース奏者であるレオ・ライオンズは、UFOがドイツでアルバムを売っていると知った同社に頼まれ、チッピング・ノートンのスタジオで半日かけて彼らと2曲を録音した。そのうちの「Give Her the Gun」はドイツでシングルとして出ている。Chrysalisに移ったUFOはライオンズのプロデュースでロンドンのMorgan Studiosに入り、モグ、シェンカー、ウェイ、ドラムのアンディ・パーカーの4人で本作を録音した。10曲のうち6曲はシェンカーとモグの共作で、「Too Young to Know」はウェイとモグ、「Oh My」は4人の作、「Lipstick Traces」はシェンカー単独の作、「Built for Comfort」はウィリー・ディクソンの曲である。「Doctor Doctor」のリフはシェンカーが持ち込んだもので、カセットに録った簡素なデモを、Chrysalisへ向かう途中の地下鉄のエスカレーターでモグに聴かせたという。
アルバムは1974年5月に発売された。イギリスではチャートに入らず、アメリカでも8月31日付ビルボードの「Bubbling Under the Top LP's」で202位に名前が出た程度だった。それでも本作は、不振だったスペース・ロックを離れ、メロディアスなハード・ロック・バンドとして出直す出発点となった。「Doctor Doctor」も当初はヒットしなかったが、1979年にはライヴ・ヴァージョンのシングルが全英35位に入り、ブルース・ディッキンソンは2022年のスポークン・ワード公演で、IRON MAIDENが毎回ステージに上がる前にこの曲を流していると話している。
TRACK LIST
- 1.Too Young to Know
- 2.Crystal Light
- 3.Doctor Doctor
- 4.Space Child
- 5.Rock Bottom
- 6.Oh My
- 7.Time on My Hands
- 8.Built for Comfort
- 9.Lipstick Traces
- 10.Queen of the Deep