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ARTIST
Tunguska
LINER NOTES
LANGUAGE
『Tunguska』は、1908年のツングースカ大爆発を想起させる題材を、TREATらしいメロディック・ハード・ロックの熱量へ変えた第8作。ロバート・アーントセンの歌、アンダース・ヴィクストロムのギター、分厚いコーラスが、曲にドラマティックな推進力を与える。
“Progenitors”“Always Have, Always Will”などは、タイトルの壮大さに負けない大きなサビと、きびきびしたリフを持つ。物語性があっても曲は難解にならず、メロディの快感を保つ。成熟したバンドが自分たちの強みをよく理解して作った、力強い一枚だ。
ここで大切なのは、目立つリフやサビだけでなく、音の重さ、リズムの呼吸、歌の表情が曲順の中でどう変化するかである。各パートは単独で主張するためではなく、次のメロディや感情の高まりを強く聞かせるために置かれている。
音量を上げれば低域の圧力や細かなアタックが見え、繰り返し聴けばアレンジの余白とフレーズの受け渡しが浮かび上がる。作品全体を通して聴くことで、単曲では見えにくい緊張と解放の流れもはっきり感じられる。
こうした細部が、楽曲ごとの個性を保ちながら一枚のまとまりへ結び付けている。強さだけでなく、旋律と音色の陰影まで味わえることが、このアルバムを長く聴き返したくなる理由である。
TRACK LIST
- 1.Progenitors
- 2.Always Have, Always Will
- 3.Best of Enemies
- 4.Rose of Jericho
- 5.Hearthmath City
- 6.Creeps
- 7.Build the Love
- 8.Man Overboard
- 9.Riptide
- 10.Tomorrow Never Comes
- 11.All Bets Are Off
- 12.Undefeated