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ARTIST
Realized Fantasies
LINER NOTES
LANGUAGE
『Realized Fantasies』は、TNTが鮮やかなギター・フレーズ、透明感あるキーボード、トニー・ハーネルの高音ヴォーカルを組み合わせた作品であり、ハーネルが在籍した第一期の締めくくりとなった一枚だ。ロニー・ル・テクロのギターは技巧的でありながら、曲を前へ進めるリフとメロディを常に意識しており、バンドとしての一体感が全編に息づいている。
“Downhill Racer”“Hard to Say Goodbye”“Lionheart”“Indian Summer”といった楽曲では、ポップなフックとハード・ロックの鋭さが交差し、軽快さと緊張感の両方が共存している。“Rain”のような叙情的な楽曲も、バンドのメロディ・センスの高さを示している。“Mother Warned Me”“Purple Mountain's Majesty”“Easy Street”“All You Need”といった楽曲でも、鮮やかなギターと伸びやかな歌が高い水準で結び付いている。この後ハーネルは一度バンドを離れることになるが、第一期TNTの充実がここには余さず刻まれている。90年代初頭の音楽的な変化の中にあっても、TNTは自らの洗練されたスタイルを堅持した。北欧メロディック・ロックの高度な演奏力を、親しみやすい歌へと落とし込んだ本作は、黄金期の掉尾を飾る充実した一枚である。
TRACK LIST
- 1.Downhill Racer
- 2.Hard to Say Goodbye
- 3.Mother Warned Me
- 4.Lionheart
- 5.Rain
- 6.Purple Mountain's Majesty
- 7.Rock 'N Roll Away
- 8.Easy Street
- 9.All You Need
- 10.Indian Summer