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ARTIST
Ceremony
LINER NOTES
LANGUAGE
『Ceremony』は、THE CULTがビリー・ダフィーの太いギターとイアン・アストベリーの深い声を中心に、より長く陰影の濃い曲世界を作り上げた第5作だ。ハード・ロックの推進力は残るが、曲は即効性だけでなく、反復するリフや広い空間で緊張を積み上げている。前作の成功を経て、バンドはより深みのある表現を志向した。
“Wild Hearted Son”の直接性と“Heart of Soul”の哀感の間に、バンドの異なる表情が見える。“Ceremony”“White”“Sweet Salvation”といった楽曲にも、バンドの充実した演奏が息づいている。“Earth Mofo”“Full Tilt”“Indian”“Wonderland”のような楽曲にも、バンドの多彩な魅力が息づいている。この時期を最後にオリジナル・メンバーの一部が離れるなどバンドは転換期を迎えていたが、それでもイアン・アストベリーとビリー・ダフィーを軸に、バンド独自の壮大な世界観は健在である。ネイティヴ・アメリカンへの傾倒を反映したイメージも、作品全体に色濃く表れている。壮大さと不穏さが同居する本作は、90年代初頭のTHE CULTを象徴する一枚である。
TRACK LIST
- 1.Ceremony
- 2.Wild Hearted Son
- 3.Earth Mofo
- 4.White
- 5.If
- 6.Full Tilt
- 7.Heart of Soul
- 8.Bangkok Rain
- 9.Indian
- 10.Sweet Salvation
- 11.Wonderland