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ARTIST
Stratovarius
LINER NOTES
LANGUAGE
セルフタイトルの『Stratovarius』は、硬いギター、抑制の効いたキーボード、そしてティモ・コティペルトの歌を組み合わせ、これまでよりも、はるかにダークなパワー・メタルを鳴らした、異色の第11作だ。過去作の、明るく爽快な疾走感とは少し異なる、重心の低い、重厚なサウンドが特徴で、楽曲は、ゆっくりとした、しかし確かな圧力を持って進んでいく。バンドの、内省的で新たな一面を映し出した一枚である。
冒頭“Maniac Dance”の攻撃性、“Just Carry On”のドラマ性、そして荘厳な大作“Götterdämmerung (Zenith of Power)”まで、収録曲はいずれも、これまでのバンドのイメージとは異なる、深い陰影を帯びている。“Gypsy in Me”“Fight!!!”のような曲も、作品の新たな試みを伝えている。それでも、STRATOVARIUSならではの、メロディの強さは、しっかりと保たれている。
きらびやかで壮大な様式から、あえて距離を置き、より重く、ダークな表現へと踏み込んだ、その挑戦的な姿勢が本作の魅力だ。この時期、バンドは内部に困難を抱えており、その緊張感が、かえって作品に、生々しい説得力を与えている。STRATOVARIUSのカタログの中でも、特に異色で、緊張感に満ちた、意欲的な一枚と言える。ファンの間でも評価が分かれる作品だ。
TRACK LIST
- 1.Maniac Dance
- 2.Fight!!!
- 3.Just Carry On
- 4.Back to Madness
- 5.Gypsy in Me
- 6.Götterdämmerung (Zenith of Power)
- 7.The Land of Ice and Snow
- 8.Leave the Tribe
- 9.United