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ARTIST
The Ninth Hour
LINER NOTES
LANGUAGE
『The Ninth Hour』は、SONATA ARCTICAが持つ叙情的なメロディと物語性を、より落ち着いた構成の中で描いた作品だ。速い曲では鍵盤とギターが軽やかに走り、バラードやミドルテンポではヴォーカルの感情表現が大きく浮かび上がる。
環境や人間社会を思わせるテーマが、作品に静かな緊張を与えている。派手なスピードだけに頼らず、曲の雰囲気や展開で聴かせることで、長いキャリアを経たバンドの表現の幅が見える。北欧パワー・メタルの優美な側面を味わえる一枚だ。
ここで大切なのは、目立つリフやサビだけでなく、音の重さ、リズムの呼吸、歌の表情が曲順の中でどう変化するかである。各パートは単独で主張するためではなく、次のメロディや感情の高まりを強く聞かせるために置かれている。
音量を上げれば低域の圧力や細かなアタックが見え、繰り返し聴けばアレンジの余白とフレーズの受け渡しが浮かび上がる。作品全体を通して聴くことで、単曲では見えにくい緊張と解放の流れもはっきり感じられる。
こうした細部が、楽曲ごとの個性を保ちながら一枚のまとまりへ結び付けている。強さだけでなく、旋律と音色の陰影まで味わえることが、このアルバムを長く聴き返したくなる理由である。
TRACK LIST
- 1.Closer To An Animal
- 2.Life
- 3.Fairytale
- 4.We Are What We Are
- 5.Till Death's Done Us Apart
- 6.Among The Shooting Stars
- 7.Rise A Night
- 8.Fly, Navigate, Communicate
- 9.Candle Lawns
- 10.White Pearl, Black Oceans - Part II, "By The Grace Of The Ocean"
- 11.On The Faultline (Closure To An Animal)