AVAILABLE AT / 購入はこちら
ARTIST
Lockdown 2020
LINER NOTES
LANGUAGE
『Lockdown 2020』は、サミー・ヘイガーが、外出制限下にあった2020年に、離れた場所にいる仲間たちとリモートで制作したカヴァー・アルバムだ。困難な状況の中で、それでも音楽を鳴らし続けようとする前向きな意志が、企画そのものに強く表れている。原曲を、サミーらしい陽性の音へと翻訳していく過程が聴きどころである。
単なる選曲集として眺めるよりも、彼が外部の楽曲を、自分たちの間合い、声、ギターの鳴りへとどう置き換えていくかを聴くと面白い。物理的に離れたミュージシャン同士が、それでも一つのグルーヴを作り上げていく点に、この時期ならではの特別な意味と温かさが宿っている。リズムの押し出しやコーラスの厚みに、参加者それぞれの個性が浮かび上がってくる。
代表作の系譜からは外れた企画盤だが、解釈の仕方にこそ、アーティストとしての美意識と姿勢が表れる。困難な時代の中で生まれた、仲間との連帯と音楽への愛を刻んだ、意義深い一枚だ。制約の多い状況下で制作されたとは思えないほど、演奏には熱気と一体感がみなぎっている。楽曲の選び方や演奏の解釈には、参加したミュージシャンたちの音楽への尽きない愛情が、はっきりと表れている。サミー・ヘイガーの快活さと、逆境にも屈しない前向きさを感じられる作品と言える。
TRACK LIST
- No tracklist available