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ARTIST
X
LINER NOTES
LANGUAGE
『X』は、ROYAL HUNTが、劇的で華麗なキーボード、硬質なギター、そして陰影のあるメロディを重ね合わせ、シンフォニックで、プログレッシヴなメタルの、その持ち味を、力強く見せた作品だ。バンドにとって、記念すべき10作目のスタジオ・アルバムにあたり、タイトルの「X」は、ローマ数字の10を意味している。複雑で凝った装飾を、随所に使いながらも、その楽曲には、常に、歌としての、強く明快な輪郭が、しっかりと備わっている。
冒頭“Episode X (Arrival)”から“End of the Line”へと至る展開、そして“King for a Day”のドラマ性、力強い“Army of Slaves”まで、収録曲は、いずれも聴き応えがある。“Shadowman”“The Well”のような曲も、作品の充実を伝えている。アンドレ・アンダーセンの鍵盤が作り出す、緊張感あふれる場面と、重いギター・リフが支える、力強い推進力との、その見事な交差を、じっくりと味わいたい一枚だ。
シンフォニックな華やかさと、ヘヴィ・メタルの、確かな重量感とを、高い次元で両立させた、実にROYAL HUNTらしい一枚だ。本作は、マーク・ボールズが在籍した、最後のスタジオ作となった。この後、看板であったD.C.クーパーが、バンドに劇的に復帰することになる。円熟したバンドの、確かな実力を示した、聴き応えのある充実作と言える。
TRACK LIST
- 1.Episode X (Arrival)
- 2.End Of The Line
- 3.King For A Day
- 4.The Well
- 5.Army Of Slaves
- 6.Shadowman
- 7.Back To Square One
- 8.Blood Red Stars
- 9.The Last Leaf
- 10.Falling Down
- 11.Episode X (Departure)