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ARTIST
Feeding off the Mojo
LINER NOTES
LANGUAGE
『Feeding off the Mojo』は、長い活動休止を経て再始動したNIGHT RANGERが、90年代の空気を取り込みながら制作した再起動作だ。ジャック・ブレイズがダム・ヤンキースやソロ活動へ注力していた時期に当たり、編成を組み替えて録音された点が本作の背景にある。ブラッド・ギルスとケリー・キーギを軸に再始動したバンドは、往年のヒット・フォーミュラをただなぞるのではなく、当時のハード・ロックの潮流に沿った新たな表現を模索した。そのため往年の産業ロック的な華やかさよりも、より硬質でストレートなハード・ロックの手触りが前面へ出ている。
グランジやオルタナティヴが台頭した時代にあって、大仰なプロダクションを抑え、ギターとリズムの生々しさを重視したサウンドは、当時のシーンとの緊張関係を映している。ブラッド・ギルスのギターは相変わらず鋭く、メロディへの意識も保たれているが、全体のトーンは陰影を帯びて落ち着いている。結果として、明るく開けた80年代のサウンドとは趣を異にする、力強くも渋みのある作品に仕上がった。商業的には初期の大ヒット群に及ばなかったものの、時代の変化へ正面から向き合った姿勢が刻まれ、後の完全再結成へと橋を架ける重要な過渡期の記録となっている。
TRACK LIST
- 1.Mojo
- 2.Last Chance
- 3.Try (For Good Reason)
- 4.Precious Time
- 5.The Night Has a Way
- 6.Do You Feel Like I Do / Tomorrow Never Knows
- 7.Music Box
- 8.Longest Days
- 9.Tell Me I'm Wrong
- 10.So Far Gone