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ARTIST
Dressed to Kill
LINER NOTES
LANGUAGE
『Dressed to Kill』は、KISSが初期の荒々しい勢いを保ちながら、よりコンパクトで覚えやすい曲へと磨き上げた第3作だ。ポール・スタンレーとジーン・シモンズの対照的な歌、エース・フレーリーの歯切れよいギター、ピーター・クリスのタイトなビートが、30分ほどの中で次々にフックを生み出していく。
“Room Service”や“Two Timer”のように直球で押す曲、“C'mon and Love Me”の華やかさ、“Rock Bottom”のギターの起伏まで、収録曲は短くとも一曲ごとに強い個性を持つ。無駄をそぎ落とした構成が、初期KISSの生々しいエネルギーをそのまま伝えている。
そして締めくくりの“Rock and Roll All Nite”は、のちにバンドの代名詞となる大合唱アンセムであり、ここにKISSの本質が凝縮されている。派手な仕掛けに頼らず、曲そのものの強さとステージ映えするフックで勝負した本作は、初期黄金期の重要作と言える。“Ladies in Waiting”“Love Her All I Can”のような曲では、初期らしい直球のロックンロールがそのまま鳴らされ、飾らないバンドの魅力が伝わる。短い曲を畳みかける構成が、聴き手を一気に引き込んでいく。ライヴの興奮をそのままレコードへ刻んだ、瑞々しくもタフな一枚だ。
TRACK LIST
- 1.Room Service
- 2.Two Timer
- 3.Ladies in Waiting
- 4.Getaway
- 5.Rock Bottom
- 6.C'mon and Love Me
- 7.Anything for My Baby
- 8.She
- 9.Love Her All I Can
- 10.Rock and Roll All Nite