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ARTIST
Journey
LINER NOTES
LANGUAGE
セルフタイトルの『Journey』は、後年の、あの大きなコーラスを中心とした産業ロックのスタイルへと向かう前の、ジャズ・ロックと、プログレッシヴな感覚とを、大胆に交差させた、意欲的なデビュー作だ。サンタナから独立したメンバーが結成した本作は、ニール・ショーンの流麗なギターと、グレッグ・ローリーの、味わい深い鍵盤とヴォーカルが、短く覚えやすいフックよりも、あくまで、演奏そのものの「会話」を重視し、楽曲に、伸びやかで開かれた空間を作り出している。
冒頭“Of a Lifetime”の壮大な展開、そして“Kohoutek”“To Play Some Music”“Mystery Mountain”“Topaz”のような曲まで、収録曲は、後の大ヒット路線とは全く異なる、高度で技巧的な演奏志向に貫かれている。当時のバンドが持っていた、フュージョン的な即興性と、確かな演奏力とが、色濃く表れた内容だ。
後の、スティーヴ・ペリーを擁する、あの世界的な成功とは、大きく異なる、初期JOURNEYならではの、実験的で探究的な魅力を、じっくりと味わうことができる一枚だ。ヒット曲を期待すると、その印象は異なるかもしれないが、卓越した演奏バンドとしての、彼らの原点が、ここにはっきりと刻まれている。バンドの、意外な出発点を知るための、興味深いデビュー作と言える。
TRACK LIST
- 1.Of a Lifetime
- 2.In the Morning Day
- 3.Kohoutek
- 4.To Play Some Music
- 5.Topaz
- 6.In My Lonely Feeling / Conversations
- 7.Mystery Mountain