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ARTIST
Out of My Tree
LINER NOTES
LANGUAGE
『Out of My Tree』は、ジョン・サイクスの切り裂くようなギターとソウルフルな歌声を、バンド一発録りに近い熱量で捉えたソロ第1作だ。BLUE MURDER解散後の1995年、マーキュリーとの日本を軸にした契約のもとで発表された。名義はシンプルに「Sykes」。前作から続くマルコ・メンドーサとトミー・オスティーンが支え、作曲・編曲・プロデュースはサイクスが一人で担っている。ジャケットはシン・リジィでもおなじみのジム・フィッツパトリックによるものだ。バンドの政治から離れ、妥協せず自分のやり方で作りたかったと本人は語っている。ギターだけでなく歌もベースの一部も自ら背負い切った、独立宣言のような作品だといえるだろう。
音は整い過ぎず、演奏がぶつかり合う瞬間の勢いを大切にしている。ブルースを芯にしたハード・ロックの中で、メロディは強く、ギターは常に曲を押し上げる。冒頭の“Soul Stealer”から、締めの穏やかな“Sleep On”まで、解き放たれた自由さが全編に流れる。私生活の混乱を抱えた時期の作品でもあり、その手触りが歌にも滲んでいる。技巧と直感の両方を自然に鳴らした、サイクスらしい一枚である。
TRACK LIST
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