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ARTIST
The Fallen King
LINER NOTES
LANGUAGE
『The Fallen King』は、FROZEN CROWNがデビュー時点から持っていたスピード、ツイン・ギター、ファンタジー性を鮮やかに示した2018年2月9日発表の第1作だ。バンドは前年、ミラノでフェデリコ・モンデッリが立ち上げた。曲を書き、ギターと鍵盤を弾き、自らも歌う彼と、リード・ヴォーカルのジャーダ・"ジェイド"・エトロが中核である。二人は夫婦でもある。エトロの伸びやかな女声と、モンデッリのグロウルおよびクリーンの男声が対比を作り、曲の表情を増やす。
冒頭の“Fail No More”から“Kings”“I Am the Tyrant”へと、速いビートと明快なサビを素直に結び付けていく。“The Shieldmaiden”“Queen of Blades”のように、北欧神話や中世の伝承を思わせる題材が全編を貫く。レーベルはスカーレット・レコード。アレンジは若々しく勢いがあり、細部よりもまず高揚感を届けるタイプのパワー・メタルだ。伝統的な様式を愛しながら、バンドの将来性もはっきり感じさせるデビュー作である。エトロは歯学部を出た矯正歯科医でもあり、音楽と臨床を並行させてきた。なお本作の王と暴君の物語は、8年後の第6作で再び拾い直されることになる。
TRACK LIST
- 1.Fail No More
- 2.To Infinity
- 3.Kings
- 4.I Am the Tyrant
- 5.The Shieldmaiden
- 6.Chasing Lights
- 7.Queen of Blades
- 8.Across the Sea
- 9.Everwinter
- 10.Netherstorm