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ARTIST
Takin' It to the Streets
LINER NOTES
LANGUAGE
『Takin' It to the Streets』は、FMがスティーヴ・オーヴァーランドの滑らかな歌を中心に、メロディック・ハードの骨格へソウルやポップの柔らかな色合いを加えた作品だ。ギターとキーボードは張り合うのではなく、歌を包み込みながら曲の温度を上げていく。前2作で確立したAORの様式に、より豊かなグルーヴと洗練を織り込んだ一枚である。
“I'm Ready”“She's No Angel”“The Thrill Of It All”といったオリジナル曲に加え、マーヴィン・ゲイの“I Heard It Through the Grapevine”のカヴァーなど、選曲にはバンドが自らのソウル/R&Bのルーツを素直に見せようとする姿勢が表れている。“Only The Strong Survive”“Bad Blood”のような楽曲にも、洗練されたアレンジが施されている。“Just Can't Leave Her Alone”“Dangerous Ground”“Crack Alley”といった楽曲でも、ソウルフルな味わいとメロディック・ロックの推進力が結び付いている。ソウルやファンクの要素を取り込んだ本作は、バンドの音楽的な懐の深さを印象づける。大きなコーラスだけに頼らず、洗練と親しみやすさの両方で聴かせる本作は、FMの音楽的な幅の広さを示す、味わい深い一枚である。
TRACK LIST
- 1.I'm Ready
- 2.I Heard It Through The Grapevine
- 3.Only The Strong Survive
- 4.Just Can't Leave Her Alone
- 5.She's No Angel
- 6.Dangerous Ground
- 7.Bad Blood
- 8.Crack Alley
- 9.If It Feels Good (Do It)
- 10.The Girl's Gone Bad
- 11.The Thrill Of It All