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ARTIST
Line of Fire
LINER NOTES
LANGUAGE
『Line of Fire』は、FIRST SIGNALが2019年5月に発表した第3作だ。ハリー・ヘスの伸びやかな歌を中心に、磨かれたギターと厚い鍵盤が、21世紀のAORと呼ぶにふさわしい音像を作り上げる。前作の手応えから、続編の制作は当然の流れだった。プロデュースは引き続きダニエル・フローレス、ギターとキーボードもミカエル・パレスとフローレスが担い、ベースにはヨハン・ニーマンが加わっている。
曲は端正で、サビへ向かう上昇感が明快だ。ヘスの声は年齢を重ねてなお艶を保ち、その一点だけでこの名義の存在理由が立つ。派手な技巧を競うのではなく、良い歌を良い音で届けることに徹している。企画物と呼ばれようが、鳴っている音の質は疑いようがない。ハーレム・スキャーレム、マグナム、テンといったバンドを好む耳には、そのまま届く一枚である。パワー・バラードから全開のハード・ロックまで振れ幅はあるが、根にあるメロディの芯は一貫している。ヘスはこの声で長いキャリアを築いてきた人物であり、ここでもその強みを迷いなく使っている。デニス・ワード期の第1作、フローレス期の第2作を経て、この体制がひとまず安定を見た一枚でもある。
TRACK LIST
- 1.Born to Be a Rebel
- 2.A Million Miles
- 3.Last of My Broken Hearts
- 4.Tonight We Are the Only
- 5.Walk Through the Fire
- 6.Never Look Back
- 7.Line of Fire
- 8.Here with You
- 9.Need You Now
- 10.Falling
- 11.The End of the World