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ARTIST
Terria
LINER NOTES
LANGUAGE
『Terria』は、デヴィン・タウンゼンドがヘヴィなギターを使いながらも、空気、静けさ、広がりを音楽の中心へと置いたソロ作だ。大音量の場面と繊細な空間が自然につながり、長い曲でも感情の流れが途切れずに保たれている。自然や内面を見つめる、落ち着いた表情が前面に出た一枚である。
冒頭“Olives”の広がり、“Mountain”の壮大さ、“Earth Day”の推進力、そして“Deep Peace”“Canada”の叙情まで、収録曲は轟音と静寂を大きな波のように行き来する。“The Fluke”“Nobody's Here”のような曲も、アルバムに独特の余韻を与えている。カナダの大地を思わせる、雄大で内省的な音風景が全編を覆っている。
混沌とユーモアの印象が強い過去作とは異なり、ここでは風景や感情を静かに見つめる姿勢が際立っている。ヘヴィでありながら、最終的には大きな開放感を残す点に本作の魅力がある。“Down and Under”“Tiny Tears”のような曲でも、繊細なメロディと広がりのある音響が結び付き、作品に深い情感を与えている。派手なフックよりも、じっくりと沁み込む音の余韻を大切にした一枚だ。デヴィン・タウンゼンドのアンビエントな側面が最も美しく結実した、内省的で充実したソロ作と言える。
TRACK LIST
- 1.Olives
- 2.Mountain
- 3.Earth Day
- 4.Deep Peace
- 5.Canada
- 6.Down and Under
- 7.The Fluke
- 8.Nobody’s Here
- 9.Tiny Tears
- 10.Stagnant
- 11.Humble
- 12.Universal
- 13.Intro (Unity)
- 14.Seventh Wave
- 15.Regulator
- 16.Truth
- 17.War
- 18.Hide Nowhere
- 19.Bad Devil
- 20.Christeen
- 21.MP3 audio commentary from Devin on the making of ‘Terria’