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ARTIST
Physicist
LINER NOTES
LANGUAGE
『Physicist』は、デヴィン・タウンゼンドが巨大な音圧と内省的なメロディを、正面から衝突させた激しいソロ作だ。多層的なギターとノイズが押し寄せる一方で、歌には奇妙な哀愁とユーモアが残り、曲は予測不能に動きながらも、感情の核ははっきりと定まっている。
冒頭“Namaste”の攻撃性、“Victim”“Material”の疾走、“Kingdom”の壮大さ、そして“The Complex”の混沌まで、収録曲はいずれも高い密度と激しさを備えている。彼が並行して率いていたエクストリーム・メタル的な感覚が、ソロ作の中でも最も色濃く表れた一枚と言える。
整然とした作品ではないからこそ、デヴィンの発想の速さと振れ幅が、より生々しく伝わってくる。過剰なヘヴィネスと、その奥にある繊細な旋律が、荒々しくぶつかり合う点に本作の魅力がある。ヘヴィで混沌とした個性を求める耳に、強く残る作品だ。“Death”“Devoid”“Irish Maiden”のような曲でも、暴力的な音圧と奇妙な旋律が激しくぶつかり合い、混沌としたエネルギーが渦巻いている。荒削りな勢いの中に、彼の尽きない創造性が生々しく刻まれている。整いすぎない点も含めて、忘れがたい個性を放つ作品だ。彼の作品群の中でも、特に攻撃性の際立つ一枚と言える。
TRACK LIST
- 1.Namaste
- 2.Victim
- 3.Material
- 4.Kingdom
- 5.Death
- 6.Devoid
- 7.The Complex
- 8.Irish Maiden
- 9.Jupiter
- 10.Planet Rain
- 11.Forgotten