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ARTIST
Infinity
LINER NOTES
LANGUAGE
『Infinity』は、デヴィン・タウンゼンドが厚く積み重ねたギター、予測不能な展開、壊れそうなほど繊細なメロディを結びつけた作品だ。重い音の壁の中にも、ユーモア、不安、そして静かな美しさが同居し、混沌とした音像の奥に確かな感情の芯が通っている。
冒頭“Truth”の壮大さ、“Christeen”の親しみやすいメロディ、“Bad Devil”の奇妙な高揚、そして“War”“Wild Colonial Boy”の勢いまで、収録曲はめまぐるしく表情を変えていく。ブロードウェイ的なスケール感すら漂う大仰さと、ロックの即効性が、独特のバランスで同居しているのが面白い。
聴くたびに別の細部が現れるほど、アレンジは密度が高い。それでも感情の軸は一貫して明確で、混沌をただの混乱では終わらせていない。過剰さと繊細さを同じ画面に詰め込む、デヴィン・タウンゼンドらしい発想が全開になった一枚だ。“Soul Driven Cadillac”“Noisy Pink Bubbles”のような曲でも、過剰な音の層と繊細なメロディが同居し、作品に唯一無二の彩りを与えている。何が飛び出すか分からない予測不能さこそが、本作の尽きせぬ魅力だ。初期の代表作の一つに数えられる、濃密で個性的な作品と言える。
TRACK LIST
- 1.Truth
- 2.Christeen
- 3.Bad Devil
- 4.War
- 5.Soul Driven Cadillac
- 6.Ants
- 7.Wild Colonial Boy
- 8.Life Is All Dynamics
- 9.Unity
- 10.Noisy Pink Bubbles