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ARTIST
On Through the Night
LINER NOTES
LANGUAGE
『On Through the Night』は、DEF LEPPARDが若い衝動をそのまま録音したようなデビュー作だ。バンドは1977年、英国シェフィールドで結成され、ニュー・ウェイヴ・オブ・ブリティッシュ・ヘヴィ・メタル(NWOBHM)の熱気の中から現れた。ジョー・エリオット(ヴォーカル)、スティーヴ・クラークとピート・ウィリスの二本のギター、リック・サヴェッジ(ベース)、リック・アレン(ドラム)という若き布陣が、鋭く走るリフと抜けの良いメロディを鳴らす。
“Rock Brigade”や“Wasted”にある直線的な勢いの一方で、メロディの輪郭は明確だ。速い曲でもサビへ戻る道筋が明快で、ビートの押し出しとコーラスの開放感が互いを強める。後年の巨大なプロダクション以前に、バンドの核となるフックと疾走感がどこから生まれたかを、より生々しい手触りで聴かせる一枚である。“Hello America”“Answer to the Master”のような楽曲では、若々しいエネルギーとメロディの萌芽が同居する。当時のバンドはまだ10代の若者が中心で、その勢いこそが最大の武器だった。エリオットの声はすでに大きな会場を見据えた張りを持ち、二本のギターの絡みには後の発展を予感させる萌芽がある。
TRACK LIST
- 1.Rock Brigade
- 2.Hello America
- 3.Sorrow Is a Woman
- 4.It Could Be You
- 5.Satellite
- 6.When the Walls Came Tumbling Down
- 7.Wasted
- 8.Rocks Off
- 9.It Don't Matter
- 10.Answer to the Master
- 11.Overture