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ARTIST
Bananas
LINER NOTES
LANGUAGE
『Bananas』は、DEEP PURPLEがブルースを基盤にしたリフ、ハモンド・オルガン、そして伸びやかな歌を使い、経験豊かなベテラン・バンドならではの、深い呼吸を聴かせる作品だ。長年在籍したジョン・ロードに代わり、名手ドン・エイリーが鍵盤奏者として加入した、新体制での第1作にあたる。派手に過去を再現するのではなく、演奏の会話と、ゆるやかなグルーヴから、じわじわと熱を生み出している。
重厚なハード・ロックの押し出しだけでなく、ブルース、プログレッシヴ・ロック、そして時に少し風変わりなポップ感覚までもが、自然に混ざり合っている。その柔軟で幅広い音楽性が、単なる懐古ではない、現在進行形のDEEP PURPLE像を作り上げている。新たな鍵盤奏者を迎えた編成も、驚くほど自然に溶け込んでいる。
スティーヴ・モーズの流麗なギターと、ドン・エイリーの多彩な鍵盤とが織りなす対話は、この新体制ならではの新鮮な魅力に満ちている。肩の力を抜きながらも、演奏の芯は全く揺らいでいない。重厚なリフの曲から、しみじみとした叙情的な場面まで、アルバムは緩急に富んだ多彩な構成を見せている。伝統を背負いながらも、あくまで現在形で鳴り響く、円熟期のDEEP PURPLEらしい、味わい深く充実した一枚と言える。
TRACK LIST
- 1.House of Pain
- 2.Sun Goes Down
- 3.Haunted
- 4.Razzle Dazzle
- 5.Silver Tongue
- 6.Walk On
- 7.Picture of Innocence
- 8.I Got Your Number
- 9.Never a Word
- 10.Bananas
- 11.Doing It Tonight
- 12.Contact Lost