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ARTIST
Rapture of the Deep
LINER NOTES
LANGUAGE
『Rapture of the Deep』は、スティーヴ・モーズの流麗なギター、ドン・エイリーの豊かな鍵盤、そしてイアン・ギランの円熟した歌が、極めて自然に絡み合う作品だ。ドン・エイリー加入後の新体制での2作目にあたり、前作『Bananas』で得た手応えを、さらに深めている。ブルース感のあるリフと、広がりのある鍵盤が、曲に大人びた余裕と、確かな重みを与えている。
冒頭“Money Talks”のグルーヴ、“Wrong Man”の攻撃性、東洋的な雰囲気も漂う表題曲“Rapture of the Deep”のドラマ性、そして“Before Time Began”の壮大さまで、収録曲はいずれも滋味深い。“Kiss Tomorrow Goodbye”のような曲も、バンドの円熟を伝えている。派手さを追わず、じっくりと聴かせる楽曲が並んでいる。
派手なスピードや、大掛かりな仕掛けに頼るのではなく、バンドが同じ部屋で演奏している、その生々しい一体感を何よりも大切にした音が、長く耳に残る。ベテランならではの、深く落ち着いた演奏の妙が全編に満ちている。DEEP PURPLEの現在形の底力と、その円熟した魅力とを、存分に伝える、滋味深く充実した一枚と言える。
TRACK LIST
- 1.Money Talks
- 2.Girls Like That
- 3.Wrong Man
- 4.Rapture of the Deep
- 5.Clearly Quite Absurd
- 6.Don't Let Go
- 7.Back to Back
- 8.Kiss Tomorrow Goodbye
- 9.MTV
- 10.Junkyard Blues
- 11.Before Time Began