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ARTIST
Still Climbing
LINER NOTES
LANGUAGE
『Still Climbing』は、CINDERELLAがブルース・ロックの土臭さとハード・ロックの押し出しを結び直し、華美さより演奏の手触りを前面へ出した第4作にして最終スタジオ作だ。マーキュリーから1994年に発表された本作は、トム・キーファーが声帯の麻痺に見舞われたことで制作が大幅に遅れ、手術と約2年の活動休止を経て完成した。ドラムには、ジョン・メレンキャンプらとの仕事で知られる名手ケニー・アロノフがこの作品のみ参加している(最終曲“Hot & Bothered”のみカウリーが演奏)。
トム・キーファーのしゃがれた歌は力強く、ギターは派手な装飾よりもリフの粘りとフレーズの余韻を重視する。“Bad Attitude Shuffle”の躍動、“Through the Rain”の情感、そして映画『ウェインズ・ワールド』にも使われた“Hot & Bothered”まで、地に足の着いたロックンロールの強さが貫かれる。しかしグランジ全盛の時代にヘア・メタルは急速に居場所を失い、MTVも彼らの音楽を流さなくなった。全米178位に終わった本作を最後にレーベルを離れ、バンドは一度解散へと向かう。時代に迎合しなかった、誠実な幕引きである。
TRACK LIST
- 1.Bad Attitude Shuffle
- 2.All Comes Down
- 3.Talk Is Cheap
- 4.Hard to Find the Words
- 5.Blood from a Stone
- 6.Still Climbing
- 7.Freewheelin'
- 8.Through the Rain
- 9.Easy Come Easy Go
- 10.The Road's Still Long
- 11.Hot & Bothered