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Cross Purposes

LINER NOTES
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『Cross Purposes』は、トニー・マーティン期のBLACK SABBATHが、あの陰鬱なリフの重さと、歌メロディの、確かな輪郭とを、同時に磨き込んだ、充実の作品だ。一度は離れたギーザー・バトラーが復帰した時期の一枚でもある。トニー・アイオミのギターは、低く力強くうねり、リズム隊は、遅いテンポの中にも、鋭い張りを、しっかりと残している。トニー・マーティンの、伸びやかな声が、その重苦しい和音の隙間に、人間的で深い哀感を、力強く通していく。 冒頭を飾る、力強い“I Witness”、そして“Cross of Thorns”のドラマ性、さらに、攻撃的な“Psychophobia”のような曲まで、収録曲は、いずれも聴き応えがある。“Virtual Death”、そして“Dying for Love”のような曲も、作品の充実を伝えている。トニー・マーティンの、あの力強い歌唱が、全編で冴え渡っている。 往年の、あのブルース由来の粗さを、しっかりと保ちながらも、90年代らしい、硬質な音像へと、力強く踏み込んだことで、バンドの、また別の成熟期を示す一枚となっている。ヘヴィさだけでなく、リフと歌の、その巧みな受け渡しや、静かな場面に残る、確かな緊張にも、じっくりと耳を向けたい。トニー・マーティン期の、その充実を示す、聴き応えのある一枚と言える。バンドの安定した実力が光る一枚だ。
TRACK LIST
  • 1.I Witness (2024 Remaster)
  • 2.Cross of Thorns (2024 Remaster)
  • 3.Psychophobia (2024 Remaster)
  • 4.Virtual Death (2024 Remaster)
  • 5.Immaculate Deception (2024 Remaster)
  • 6.Dying for Love (2024 Remaster)
  • 7.Back to Eden (2024 Remaster)
  • 8.The Hand That Rocks the Cradle (2024 Remaster)
  • 9.Cardinal Sin (2024 Remaster)
  • 10.Evil Eye (2024 Remaster)
  • 11.What's the Use (2024 Remaster)
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