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ARTIST
Set the World on Fire
LINER NOTES
LANGUAGE
『Set the World on Fire』は、ANNIHILATORが、スラッシュ由来の切迫感を残しながらも、より大きなメロディと、整理された明快な構成へと踏み込んだ、意欲的な第3作だ。前2作の、鋭く複雑な作風から、よりメロディックで、キャッチーな方向へと、大きく舵を切っている。新ヴォーカリストにアーロン・ランドールを迎え、その伸びやかな歌声が、バンドに新たな表情を与えている。ジェフ・ウォーターズのギターは、鋭角的なリフと、流麗なリードとを、巧みに使い分けている。
冒頭の表題曲“Set the World on Fire”のキャッチーな推進力、“Bats in the Belfry”の攻撃性、そして“Phoenix Rising”のドラマ性まで、収録曲は、速さだけではない、豊かな曲の表情を作り出している。“No Zone”“Snake in the Grass”のような曲も、作品の魅力を高めている。リズムは、複雑さを抱えつつも、サビへと向かう推進力を、決して失わない。
技巧的な演奏を、あくまで曲全体の流れの中へと溶け込ませ、極端な攻撃性と、聴きやすいフックとの間を、独自のバランスで進んだ、重要な転換点となる一枚だ。より幅広い聴き手を意識した、メロディックな側面が強く出ている。ANNIHILATORの、また別の魅力を示した、充実したメロディック・スラッシュ作品と言える。
TRACK LIST
- 1.Set the World on Fire
- 2.No Zone
- 3.Bats in the Belfry
- 4.Snake in the Grass
- 5.Phoenix Rising
- 6.Knight Jumps Queen
- 7.Sounds Good to Me
- 8.The Edge
- 9.Don't Bother Me
- 10.Brain Dance