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ARTIST
Remains
LINER NOTES
LANGUAGE
『Remains』は、ANNIHILATORが、従来のスラッシュ的な勢いを残しつつも、打ち込み的なプログラミング・リズムと、冷たくインダストリアルな音色とを、大胆に取り込んだ、極めて異色の作品だ。ジェフ・ウォーターズが、ほぼ一人で制作した本作は、彼のギターは、依然として切れ味鋭いが、曲は、生々しいバンドの一体感よりも、閉じた空間の、張り詰めた緊張を強く強調している。
冒頭“Murder”の攻撃性、そして“Human Remains”のドラマ性まで、収録曲は、機械的なビートと、鋭いギターとが、独特の冷たい質感を作り出している。“No Love”“Sexecution”“Dead Wrong”のような曲も、この時期ならではの、実験的な音楽性を伝えている。90年代後半の、モダン・ヘヴィネスやインダストリアルの空気を、敏感に反映した一枚だ。
方向転換の非常に大きい、実験的な一枚ではあるが、その挑戦的な作風ゆえに、他のアルバムにはない、独特の不穏さと魅力を放っている。ジェフ・ウォーターズの、飽くなき実験精神が、色濃く表れた作品だ。ANNIHILATORのカタログの中でも、特に異色の位置を占める、この別の側面を知るための、興味深い一枚と言える。賛否を呼ぶ意欲作である。
TRACK LIST
- 1.Murder
- 2.Sexecution
- 3.No Love
- 4.Never
- 5.Human Remains
- 6.Dead Wrong
- 7.Wind
- 8.Tricks and Traps
- 9.I Want
- 10.Reaction
- 11.Bastiage