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ARTIST
Highway to Hell
LINER NOTES
LANGUAGE
『Highway to Hell』は、AC/DCが積み上げてきた荒々しいロックンロールを、世界規模の説得力へ変えた一枚である。音数を絞るほど、歌とギターの間に生まれる余白は大きな会場の熱気を呼び込み、誰もがすぐに参加できる歌へ変わっていく。アンガスとマルコム・ヤングのギターは、複雑な装飾を退けた短く太いリフで曲の入口を一瞬で決め、フィル・ラッドの揺るがないビートがその推進力を地面へ固定する。そこへボン・スコットの人懐こくも危険な声が乗り、悪戯っぽい言葉と切実さを同時に響かせる。
表題曲の大合唱はもちろん、“Girls Got Rhythm”“Touch Too Much”“If You Want Blood (You’ve Got It)”まで、各曲はリフ、グルーヴ、コーラスという基本要素を徹底して磨き抜く。派手な展開に頼らず、演奏の間合いと音の重さだけで聴き手を前へ引っ張る強さがある。ボン・スコット在籍期の最終スタジオ作としても特別な位置を占めるが、感傷より先に響くのは、全員が同じ方向へ突進するバンドの生命力だ。ハード・ロックが持つ単純明快な快感を、最も高い密度で刻んだ決定的作品である。熱狂を煽るだけでなく、演奏の確信が聴き手を自然に巻き込む。
TRACK LIST
- 1.Highway to Hell
- 2.Girls Got Rhythm
- 3.Walk All Over You
- 4.Touch Too Much
- 5.Beating Around the Bush
- 6.Shot Down in Flames
- 7.Get It Hot
- 8.If You Want Blood (You've Got It)
- 9.Love Hungry Man
- 10.Night Prowler