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ARTIST
For Those About to Rock
LINER NOTES
LANGUAGE
『For Those About to Rock』は、AC/DCの最も基本的な強さを、これまで以上に大きな音像で押し出した第8作だ。大成功を収めた前作『Back in Black』の勢いを受け継ぎ、アンガスとマルコム・ヤングのリフは余計な装飾を必要とせず、フィル・ラッドの揺れないビートとブライアン・ジョンソンの叫びが、曲をまっすぐ前へと運んでいく。
ライヴでの大砲の演出でも知られる、荘厳な表題曲“For Those About to Rock (We Salute You)”の壮大さは象徴的だが、アルバムの核にあるのは、“Let's Get It Up”や“Evil Walks”のような、短く太いストレートなロックンロールである。“I Put the Finger on You”“Inject the Venom”のような曲も、バンドの推進力を存分に伝えている。
巨大なスタジアムのステージにこそ似合う圧倒的な迫力と、AC/DCならではの簡潔で無駄のない曲作りとが、自然に同居している点が本作の魅力だ。派手な仕掛けに頼らず、リフの強さだけで勝負する潔さは、この時期も健在である。80年代初頭のバンドの充実を示す、力強く堂々としたロックンロール作品と言える。
TRACK LIST
- 1.For Those About to Rock (We Salute You)
- 2.I Put the Finger on You
- 3.Let's Get It Up
- 4.Inject the Venom
- 5.Snowballed
- 6.Evil Walks
- 7.C.O.D.
- 8.Breaking the Rules
- 9.Night of the Long Knives
- 10.Spellbound