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ARTIST
Flick of the Switch
LINER NOTES
LANGUAGE
『Flick of the Switch』は、AC/DCが太いリズム・ギター、硬いビート、ブライアン・ジョンソンの叫ぶような歌へと、力を再び集中させた第9作だ。前2作の大きなプロダクションから一転し、音は乾いていて、余計な飾りよりも、リフそのものが持つ剥き出しの押し出しを何よりも大切にしている。原点回帰の意志が明確に表れた一枚である。
表題曲“Flick of the Switch”や“Guns for Hire”では、バンドが最も得意とする、単純明快な推進力が前面に押し出されている。“Nervous Shakedown”のドライブ感、“Rising Power”“This House Is on Fire”の勢いまで、収録曲はいずれも硬派で骨太だ。磨き込み過ぎることをあえて避け、ロックンロールの骨格そのものを、荒々しく鳴らしている。
商業的な洗練よりも、初期作にあった生々しいエネルギーを取り戻そうとする姿勢が、全編を貫いている。派手さはないが、AC/DCという様式の、揺るがない強度を改めて確かめた作品だ。“Bedlam in Belgium”のような曲でも、乾いたリフと直進するビートが徹底されている。飾り気のない、無骨で硬派なロックンロールを求める聴き手に応える、力強い一枚と言える。
TRACK LIST
- 1.Rising Power
- 2.This House Is on Fire
- 3.Flick of the Switch
- 4.Nervous Shakedown
- 5.Landslide
- 6.Guns for Hire
- 7.Deep in the Hole
- 8.Bedlam in Belgium
- 9.Badlands
- 10.Brain Shake