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ARTIST
Unholy Terror
LINER NOTES
LANGUAGE
『Unholy Terror』は、ブラッキー・ローレスの劇的で表現力豊かな歌唱と、重く刻まれるギター・リフによって、W.A.S.P.の持つ、暗く濃密な物語性を、力強く押し出した作品だ。単なる攻撃性だけでなく、一つ一つのフレーズに宿る、深い悲哀が、作品全体の緊張感を、より一層深いものにしている。宗教的なテーマや、暴力的なイメージが交錯する、この時期ならではの、重厚な世界観が全編を貫いている。
冒頭“Let It Roar”の力強い推進力、キャッチーな“Hate to Love Me”、そして表題曲“Unholy Terror”のドラマ性まで、荒々しく攻撃的な曲と、メロディアスで叙情的な場面とが、交互に現れ、アルバムとしての起伏を、大きく豊かにしている。“Charisma”“Raven Heart”のような曲も、作品の充実を伝えている。
重く、シリアスな題材を、決して逃げることなく、真正面から力強く鳴らしている点が本作の魅力だ。2000年代初頭のW.A.S.P.らしい、演劇的で重厚なヘヴィ・メタルが、高い完成度で展開されている。ローレスの、円熟した表現力と、確かなソングライティングを味わえる、聴き応えのある充実作と言える。ダークな世界観が濃い一枚だ。
TRACK LIST
- 1.Let It Roar
- 2.Hate To Love Me
- 3.Locomotive Man
- 4.Unholy Terror
- 5.Charisma
- 6.Who Slayed Baby Jane?
- 7.Euphoria
- 8.Raven Heart
- 9.Evermore
- 10.Wasted White Boys