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ARTIST
Still Not Black Enough
LINER NOTES
LANGUAGE
『Still Not Black Enough』は、ブラッキー・ローレスが抱える、内なる怒りや、深い孤独感を、W.A.S.P.らしい大きなリフと、演劇的な歌とで、極めて個人的な温度で描いた作品だ。前作『The Crimson Idol』の、内省的で物語的な作風を、より個人的な方向へと推し進めており、当初はソロ作として構想されていた側面も持つ。攻撃的な曲であっても、その中心には、常に、ローレス自身の、揺れ動く個人的な感情が色濃く息づいている。
冒頭の表題曲“Still Not Black Enough”の緊張感、ジェファーソン・エアプレインの“Somebody to Love”のカヴァー、そして“Black Forever”“Scared to Death”のような曲まで、収録曲は、攻撃性の中に、深い陰影と哀感を宿している。“Goodbye America”“Keep Holding On”のような曲も、作品の個人的な深みを伝えている。
ボブ・キューリックらの演奏が、作品に確かな厚みを与えつつも、あくまでローレスの、切実な声と言葉を、前面へと押し出している点が本作の魅力だ。バンドの看板を掲げながらも、ソロ作のような、密度の高い個人的な表現を追求している。W.A.S.P.の、より内省的でパーソナルな側面を深く味わえる、意欲的な一枚と言える。ローレスの内面が色濃い。
TRACK LIST
- 1.Still Not Black Enough
- 2.Somebody to Love
- 3.Black Forever
- 4.Scared to Death
- 5.Goodbye America
- 6.Keep Holding On
- 7.Rock and Roll to Death
- 8.Breathe
- 9.I Can't
- 10.No Way Out of Here
- 11.One Tribe
- 12.Tie Your Mother Down
- 13.Whole Lotta Rosie