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ARTIST
Babylon
LINER NOTES
LANGUAGE
『Babylon』は、W.A.S.P.が、宗教的で、終末的なイメージを、重厚なリフと、演劇的な歌唱へと巧みに落とし込んだ、彼ららしい、濃密なコンセプト作だ。旧約聖書の「黙示録」などをモチーフにした、壮大な世界観が展開されている。攻撃性のある力強い曲と、陰りを帯びた叙情的なメロディとが、交互に現れることで、アルバム全体に、不穏で、張り詰めた緊張感を作り出している。
冒頭“Crazy”の勢い、“Live to Die Another Day”のドラマ性、そして表題曲“Babylon's Burning”の攻撃性まで、収録曲は、明確な物語性を持つ構成と、ブラッキー・ローレスの、圧倒的な存在感のある声とで、しっかりと引き締められている。“Godless Run”“Thunder Red”のような曲も、作品の重厚な世界観を、深く伝えている。
ダークで、大仰でありながらも、キャッチーで覚えやすいフックを、決して忘れていない、W.A.S.P.ならではの、確かな個性が、色濃く表れた一枚だ。ローレスの、円熟した表現力と、壮大なコンセプトを描く手腕が、見事に発揮されている。終末的なテーマと、力強いヘヴィ・メタルとを、高い完成度で結び付けた、聴き応えのある充実作と言える。ローレスの世界観が濃い一枚だ。
TRACK LIST
- 1.Crazy
- 2.Live to Die Another Day
- 3.Babylon's Burning
- 4.Burn
- 5.Into the Fire
- 6.Thunder Red
- 7.Seas of Fire
- 8.Godless Run
- 9.Promised Land