THE HAUNTED
1996年にスウェーデン・ヨーテボリで結成されたバンド、THE HAUNTED(ザ・ホーンテッド)のバイオグラフィとディスコグラフィ。1998年の『The Haunted』から2025年の『Songs of Last Resort』まで、スタジオ・アルバム全10作を収録曲・CD情報・ライナーノーツつきで作品ごとに掲載。METAL BOOST。
Biography
THE HAUNTED
バイオグラフィー
THE HAUNTED(ザ・ホーンテッド)は、1996年にスウェーデン・ヨーテボリで結成されたバンドである。ギターのアンダース・ビョーラーとベースのヨナス・ビョーラーがAT THE GATESを離れ、ドラムのアドリアン・エルランドソンとギターのパトリック・イェンセンが加わって始まった。結成から今日まで在籍しているのはイェンセンである。
ヨーテボリでの結成(1996年〜)
バンドは1996年に始まった。レーベルであるCentury Mediaの公式ページはその年を挙げ、ビョーラー兄弟が前のバンドを離れ、エルランドソンとイェンセンが加わったと記している。歌える人間が決まるまでには、そこからほぼ1年かかった。
最初にスタジオへ向かうきっかけは、オムニバス盤『Earplugged 2』への曲の提供を打診されたことだった。歌い手が決まったのもその話が来たあとのことで、そこからセルフ・タイトルのデビュー作の録音に進んでいる。
Earacheでの3枚(1998〜2003年)
デビュー作The Hauntedは1998年6月、Earacheから発売された。録音は1997年11月から12月にかけてヨーテボリのスタジオ・フレッドマン、プロデュースはフレドリック・ノードストローム。歌はピーター・ドルヴィングである。
2000年10月のThe Haunted Made Me Do Itからは、歌がマルコ・アロ、ドラムがペル・メラー・イェンセンに替わった。録音は1999年12月から2000年2月にかけてマルメのベルノ・スタジオ、プロデュースはベルノ・ポールソンとバンド自身。この作品は米CMJのラウド・ロック・ラジオ・チャートで4週にわたり1位に立ち、スウェーデンのグラミー賞(Grammis)の最優秀ハードロック・アルバム部門を受けている。バンドはのちに5週の1位でこの自己記録を更新した。
2003年2月17日のOne Kill Wonderは、ふたたびスタジオ・フレッドマンでノードストロームと組んだ作品で、Earacheから出た最後の1枚である。「Bloodletting」のギター・ソロにはARCH ENEMYのマイケル・アモットが加わっている。この作品でバンドは2度目のスウェーデン・グラミーを受けた。
Century Mediaへ、そして交代するヴォーカル(2004〜2011年)
2004年10月のRevolverからレーベルはCentury Mediaになり、ピーター・ドルヴィングが歌に戻った。
2006年10月30日のThe Dead Eyeは、デンマークのPUKスタジオで2006年5月に録音され、トゥエ・マドセンとバンド自身がプロデュースした。13曲の題名はすべて「The」で始まる。最後の「The Guilt Trip」は5分2秒で終わり、2分の無音を挟んで隠しトラック「The Exit」が始まる。
そのあとバンドは長い休みに入り、そこから戻って作ったのが2008年9月のVersusだった。録音は同年4月、PUKスタジオとIFスタジオである。
もう一度の休みのあいだに書きためた曲が、2011年3月16日のUnseenになった。録音は2010年10月から11月にかけてデンマーク・オーフスのアントファーム・スタジオ、プロデュースはトゥエ・マドセン。ドルヴィングが歌った最後の作品であり、アンダース・ビョーラーが在籍した最後の作品でもある。
現在の編成(2014年〜)
2014年8月25日のExit Woundsで、ギターにオラ・エングルンドが加わり、マルコ・アロとアドリアン・エルランドソンが十年以上ぶりに戻った。プロデュースはフアン・ウルテアガ。
2017年8月25日のStrength in Numbersでは、長年組んできたトゥエ・マドセンではなくラス・ラッセルをプロデューサーに選んでいる。録音はイングランド・ケタリングのパーラー・スタジオ。このときはじめて、譜面と録音済みの素材を用意した状態でスタジオに入った。
2025年5月30日のSongs of Last Resortは、スウェーデン・クングエルヴのスタジオ・ボーフスでイェンス・ボグレンがプロデュースした。「To Bleed Out」にはSOILWORKのビョーン・ストリッドが歌で加わっている。
現在のメンバー
公式サイトも所属レーベルのページも現行ラインナップを一覧にしていないため、ここでは最新作『Songs of Last Resort』のクレジットに挙げられた5人を記す。
| メンバー | 担当 |
|---|---|
| マルコ・アロ | ヴォーカル |
| パトリック・イェンセン | ギター |
| オラ・エングルンド | ギター |
| ヨナス・ビョーラー | ベース |
| アドリアン・エルランドソン | ドラム |
ディスコグラフィ
スタジオ・アルバム10作が、このサイトに登録されている。ライヴ盤(『Live Rounds in Tokyo』『Caught on Tape』『Road Kill』『Live in Malmö』)とベスト盤『Warning Shots』は含まない。
| # | アルバム | 発売 |
|---|---|---|
| 1 | The Haunted | 1998年6月 |
| 2 | The Haunted Made Me Do It | 2000年10月 |
| 3 | One Kill Wonder | 2003年2月17日 |
| 4 | Revolver | 2004年10月18日 |
| 5 | The Dead Eye | 2006年10月30日 |
| 6 | Versus | 2008年9月 |
| 7 | Unseen | 2011年3月16日 |
| 8 | Exit Wounds | 2014年8月25日 |
| 9 | Strength in Numbers | 2017年8月25日 |
| 10 | Songs of Last Resort | 2025年5月30日 |
『The Haunted』『The Haunted Made Me Do It』『Versus』の3作は発売日の出典が分かれている。英語版Wikipediaとそれぞれの作品のMusicBrainzリリース・グループが日にちで一致しないため、この3作は月までを記した。
日本公演
1998年から2025年までの間に、THE HAUNTEDは少なくとも4度来日している。そのうち日付まで辿れるのは1度だけで、2000年11月16日、東京・赤坂BLITZでの公演である。この日の演奏はそのままバンド初のライヴ盤『Live Rounds in Tokyo』(Earache、2001年12月10日)になった。日付と会場はバンド自身のBandcampが記している。
残る3度——デビュー作のあとのIN FLAMESとのツアー、『One Kill Wonder』に伴うツアー、そして2015年のEXODUS・NILEとのツアー——は、ここで開いた資料がいずれも日付を記していないため、このサイトのLIVE欄には登録していない。
出典について
ここに記した事実は、Century Media RecordsのTHE HAUNTEDアーティストページ(結成の経緯、『Earplugged 2』の打診、2014年の編成、『Strength in Numbers』のプロデューサー交代)、バンド公式Bandcampの『Live Rounds in Tokyo』ページ(東京公演の会場と日付)、英語版Wikipediaのバンド記事と各アルバムの記事(発売日、レーベル、スタジオ、プロデューサー、参加メンバー、チャート)、MusicBrainzのリリース情報(オリジナル盤の曲順)、そしてSpotifyの埋め込み情報(アルバムの同定)に拠っている。いずれも2026年9月28日に閲覧した。なおレーベルのページは『One Kill Wonder』を2004年、『Revolver』を2005年と誤って記しているため、発売年はそこからは採っていない。
Trivia
THE HAUNTEDの初のライヴ盤『Live Rounds in Tokyo』は、来日公演をそのまま収めたものである。バンド自身のBandcampは収録を「2000年11月16日、東京・赤坂BLITZ」と記している。盤の発売は2001年12月10日、Earacheから。
THE HAUNTEDは1996年、ギターのアンダース・ビョーラーとベースのヨナス・ビョーラーが前のバンドを離れたところから始まった。ドラムのアドリアン・エルランドソンとギターのパトリック・イェンセンが加わったが、歌える人間を見つけるまでにはそこから1年近くかかっている。
このバンドが初めてスタジオに入るきっかけは、オムニバス盤『Earplugged 2』への曲の提供を打診されたことだった。歌い手が決まったのもその話が来たあとで、そこからセルフ・タイトルのデビュー作の録音に進んでいる。
2014年の『Exit Wounds』で、ギターにオラ・エングルンドが加わり、歌のマルコ・アロとドラムのアドリアン・エルランドソンが十年以上ぶりにバンドに戻った。この編成は2025年の『Songs of Last Resort』まで続いている。
2017年の『Strength in Numbers』で、バンドは長年組んできたトゥエ・マドセンではなくラス・ラッセルをプロデューサーに選んだ。このときはじめて、譜面と録音済みの素材を用意した状態でスタジオに入っている。
2009年にはベスト盤『Warning Shots』が、翌2010年にはライヴ盤『Road Kill』が出ている。『Road Kill』は2009年のツアーの音源で、ライヴの様子を収めたDVDが付いていた。
2006年の『The Dead Eye』のあとバンドは長い休みに入り、そこから戻って作ったのが2008年の『Versus』だった。そのあとにもまた休みがあり、その間に書きためた曲が2011年の『Unseen』になっている。
2000年の『The Haunted Made Me Do It』は、米CMJのラウド・ロック・ラジオ・チャートで4週にわたり1位に立った。バンドはのちに5週の1位でこの自己記録を更新している。